「G1 CLIMAX 30」のAブロックの公式戦が3試合終わり、ジェイ・ホワイトが優勝候補と言えるオカダカズチカ、飯伏幸太、鷹木信悟を破りました。
まだ公式戦は続きますが、この3人に勝ったことは大きなアドバンテージを得たことになるでしょう。
仮にリーグ最終戦で勝ち点トップで並んでも、直接対決で勝利しているジェイが優勝決定戦に駒を進めることになります。
恐らく、既に優勝決定戦進出、記念すべき30回大会であるG1クライマックス優勝を思い描いているはずです。
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1勝2敗で黒星先行のオカダと鷹木が決勝戦に進出する為には、ジェイの勝ち点を1以上上回らなくてはいけません。
例えばジェイが6勝2敗1分(勝点13)なら、鷹木とオカダは7勝2敗(勝点14)が必要。
ジェイが5勝3敗1分(勝点11)でも、鷹木とオカダは6勝3敗の成績が必要です。
決して不可能な数字ではありませんが、ジェイが負けないと叶わないという他力本願な状況になってしまいました。
昨年を振り返れば、ジェイ・ホワイトが開幕3連敗から6連勝で優勝決定戦に進出しています。
ただし、開幕5連勝したジョン・モクスリーとは前半戦で闘っていません。
直接対決ではジェイがモクスリーに勝っています。
ジェイに直接対決で負けているオカダ、飯伏、鷹木は確かに分が悪いと言えるでしょう。
気持ちで折れていないとしても、過去同じ状況で決勝戦に進出している選手がいれば、自信にも繋がります。
試しに過去の成績を調べてみたら、直近で同じ状況下で優勝決定戦に進出しているデータがありました。
2018年のG1クライマックスの棚橋弘至
当時、開幕から連勝街道を突き進むジェイに、棚橋は第2戦目で負けています。
この時点で1勝1敗スタート。
結果的にジェイはリーグ戦を6勝3敗、棚橋は7勝1敗1分で逆転突破を果たしました。
ジェイに負けて以降、破竹の勢いで連勝街道を突き進んだ棚橋は、出来過ぎと言えるモデルケースです。
もっと遡ると、今回の状況より危機的なシチュエーションがありました。
絶体絶命から奇跡の逆転劇と言えるでしょう。
2013年のG1クライマックスの内藤哲也
開幕3連勝と好スタートを切った飯伏幸太と高橋裕二郎の両者に負けた内藤は、公式戦が3試合終わった時点で1勝2敗と危機的状況でした。
リーグ最終戦を残し、内藤は5勝3敗で同率2位。
6勝2敗の勝点トップの選手が3人もいる状況でした。
リーグ最終戦で勝利し勝点トップに並んだ内藤ですが、この時点で同率首位が6人並んでいます。
しかし、他5人に直接対決で勝利している内藤は、逆転で優勝決定戦に進出しました。
ちなみに、内藤はこの2013年のG1クライマックスで初優勝を果たしています。
この時の内藤哲也は、怪我で8ヶ月離脱した直後のG1出場。
様々な不安がある中、ギリギリの状態でも諦めなかったのは、強い意志を持って臨んだからでしょう。
優勝後のバックステージではこんな一言を口にしています。
『思い通りのプロレスができなくて、ツラかったっスね』
引用:新日本プロレス
まだまだ今年のG1は始まったばかり。
コンディションが悪い選手、怪我をしている選手がいるかもしれませんが、優勝決定戦に進出する可能性は全選手に残っています。
勿論、出場する選手は諦めていませんが、応援するファンもネガティブになる必要はないでしょう。
ここからさらに面白くなる展開に期待しています。
【お知らせ】
本日から始まるG1クライマックス後楽園ホール大会2DAYSですが、運良く先行予約が当選し現地観戦できることになりました。
両日ともカメラ持参で参加予定です。
試合後はTwitterに試合の写真をアップさせるので、気になる方はトペブロTwitterアカウントをご覧ください。