昨日のG1クライマックス鹿児島大会が終わった時点で、Bブロックの優勝決定戦進出の可能性はこの3人に絞りこまれました。
4勝2敗 勝点8 飯伏幸太
5勝1敗 勝点10 内藤哲也
6勝0敗 勝点12 ケニー・オメガ
ザックとSANADAは勝点6なので残りの試合をすべて勝てば、勝点でケニーと並ぶことはできます。
しかし、直接対決で負けているためただ並んだだけでは決勝戦へは進出できません。
リーグ最終戦で3人以上勝点が並ぶようなことが無い限り、ケニー、内藤、飯伏の3人に絞っていいと思います。
次のBブロック公式戦である大阪大会のメインイベントは、内藤哲也 vs 飯伏幸太。
ということは…
ケニーの試合結果を知ってから試合をするということ
相手は過去何度かケニーに勝っている石井智宏。
もしケニーが勝ち、勝点を14に伸ばした場合どうなるか?
飯伏も内藤も負けた方が、優勝決定戦進出の可能性はなくなります。
いずれにせよ残り3試合しかないので、両者絶対負けられない闘いになります。
そんな2人ですが、気になることが2つあります。
①鹿児島大会後のコメントの温度差
矢野を相手に波乱なく勝利した内藤と、メインで激闘を繰り広げた飯伏は、当然コメントのテンションが違います。
それでも次戦闘う飯伏の名前すら出さなかった内藤と、後藤戦の試合について絞り出すようにコメントした飯伏が、最後に内藤の名前を出した辺りに温度差を感じてしまいました。
飯伏『次は絶対負けられないんで。
2敗してるっていうのもあるんですけど、内藤戦なんで。
絶対に…』
飯伏を意識してない内藤。
そして、内藤戦に標準を合わしている飯伏。
②2人とも本来の良さを出し切れてない
ここまでの2人のベストバウトと言えば、内藤は開幕戦のケニー戦。
飯伏で言えば石井戦だと思っています。
両試合とも死闘と言えますが、昨年の開幕戦に比べてたらそれぞれが持つ“良さ”を出し切れていない気がします。
技編で言えば内藤は雪崩式のリバースフランケンシュタイナー、変型デスディーノ(ランニング式以外)。
飯伏はスワンダイブ式ぶっこ抜きジャーマン、人でなしドライバー(マスキュラーボム)など。
技だけの話しではないですが、自分の全てを出し切れる相手(Bブロックで)が飯伏であり内藤なんだと思っています。
いずれにしても、昨年の開幕戦と次の大阪大会ではコンディションに差があるので、あれほどの死闘になるかどうかは分かりません。
それでも、ケニーが独走する以上、次の2人の対決が決勝に進むための決勝戦であることは間違いないでしょう。