楽しみって言ってたはずなのに、嫌な予感がしていました。
『べつに』の一言でこんなにも気持ちが冷めてしまうなんて…
好きと嫌いは同義
無感情は対義
— El Desperado (@ElDesperado5) November 16, 2020
高橋ヒロムもエル・デスペラードもお互い楽しみと語っていたBEST OF SUPER Jr. 27(以下BOSJ)の公式戦2戦目。
お互い楽しみと語っていたはずなのに、『べつに』の一言でこんなにも荒れた試合になってしまうとは思いもしませんでした。
デスペラードにとってヒロム戦は特別な一戦だったはず。
しかし、ヒロムの『べつに』の一言で、この日はいつものマスクで試合に臨むことを選んだデスペラード。
興味がないと思われている相手に、特別な相手だと思われたくなかったのかもしれません。
結果、興味を持ってもらう為にデスペラードがとった行動はヒロムの膝殺し。
レフリーが負傷し場外で倒れている間に、何度も何度もパイプ椅子でヒロムの膝を殴打しました。
あれだけのダーティーファイトをすれば、無関心だった相手に怒りという感情が湧いてくるだろうと言わんばかりに。
ヒロムからギブアップを奪ったデスペラードが、珍しく口にした優勝宣言。
優勝するのは間違いなく俺だと豪語しました。
試合後も両者の明暗クッキリ!
デスペラードは再度、優勝宣言!
「優勝すんのは間違いなく俺だ。なんでかって? (ジュニアの)顔をもう潰しちゃったからよ。公式戦、アイツはちゃんと出られるんだろうな? 」敗戦のヒロムが残した“一言”とは…!?
全文はコチラ
⇒https://t.co/X12JBGYXi3#njbosj pic.twitter.com/vDlyO3NKWg— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 18, 2020
ヒロムの目の前でのBOSJ優勝宣言も、怒りを生むほどの椅子攻撃も、特別なマスクで臨まなかったのも、全てはヒロムに対してのメッセージだったのでしょう。
『俺の優勝を止めたいのなら、優勝決定戦にたどり着いてみろよ』という挑発。
恐らく、優勝決定戦で待っているという意味ではないのでしょう。
『来れるものなら来てみろ』、『止めてみれるものなら止めてみろ』というメッセージなんだと思います。
相思相愛だと思ってたはずが、そうではなかったと気付いて生まれた歪な愛情。
いや、相思相愛だと思っていたのはヒロムの方だったのかもしれません。
これがデスペラードの本質であり、デスペラードが求めているのは普段の試合では味わえない刺激。
それを思い出したから、ヒロムはバックステージで一言呟いたのではないでしょうか。
『人の性格はなかなか変わんねえなぁ……』
引用:新日本プロレス
デスペラードがバックステージで語ったように、今BOSJの大会のメインの殆どをヒロムが務めています。
IWGPジュニア王者ではないヒロムが抜擢されたのは、新日ジュニアの顔と判断されたからでしょう。
そして、多くのファンが2年振りの優勝を期待しているから。
デスペラードに敗れた今でも、ヒロムの目指す場所は決して変わっていないはずです。
忘れてたよ。
性格が悪すぎて、ずる賢くて、信じられないほど馬鹿で、強い、お前のことがめちゃくちゃ大嫌いだったことを。俺はどうするかって?
お前になんか答えない。お前にやられて、くたばってたまるか。— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) November 18, 2020
ヒロムに与えられた休息は1日。
果たして歩くことはできるのか、試合をすることはできるのか、そして優勝決定戦に進出することはできるのか…
破壊された膝で日本武道館に辿り着けたなら、そこには特別仕様のマスクを被ったデスペラードが待っているかもしれません。
もしかしたら、優勝決定戦に辿り着いたヒロムに言いたい一言があるのではないでしょうか。
ー優勝決定戦の相手にヒロム選手が決まりました。
ー対戦相手に何か一言ありますか?
『べつに』
この一言を聞くためにも、優勝決定戦に2人が勝ち上がることを期待しています。
【お知らせ】
BOSJのお手製星取表を各大会終了後、更新しています。
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また、昨日の後楽園ホール大会の観戦写真をTwitterにアップしているので、写真を見たい方、保存したい方はこちらからご覧ください。
11・18後楽園ホール大会
『BEST OF SUPER Jr. 27』君が『別に』って言ったから
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— -プロレスblog (@tope_tokyo) November 18, 2020