２月の広島大会でSANADとの二冠戦を控える飯伏幸太ですが、先日SNSで謎めいたメッセージを呟いていました。
額面通り捉えれば、決して疑問を持つようなツイートではありません。
しかし額面通り捉えることができず、ずっと気になっていました。
おはようございます。
良く考えたら誰も二冠を祝ってくれなかったなぁ笑
まぁここから絶対に変えて見せるし、自分人は変わった。
言語は２日戦うことは辞めたほうがいいだろう。我々ロボットではない。限られた人しか出来ないのかもしれないけどこれはやったらまずいと本能的に思った。
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) January 15, 2021
恐らく、このツイートを見た一定のファンはこう思ったことでしょう。
「ケニーに祝ってもらってるじゃん」
ツイート冒頭に『良く考えたら誰も二冠を祝ってくれなかったなぁ笑』と呟いた飯伏ですが、東京ドーム大会で内藤哲也に勝利した直後、かつての盟友（今でも盟友）のケニー・オメガがTwitterでお祝いのメッセージを発信しました。
ようやくですね。
おめでとう。— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) January 4, 2021
このツイートを見た多くのファンは、ケニーが飯伏を祝ってくれたことを知っています。
そして、飯伏もこのツイートでファボ（いいね）で返している以上、当然飯伏本人も知っています。
ということは、飯伏の言う『誰も』は新日本プロレスの仲間を示しており、『ここから絶対に変えて見せる』は仲間に祝って貰える状況に変えてみせるということなのでしょう。
長年、新日本プロレスの最前線を走り続けた本隊の棚橋弘至も、タイトル戦後は誰にも祝っていません。
恐らくこの風習は新日本のエースたる者、何があっても１人で闘い抜く強さが必要ということなのでしょう。
気になるのは飯伏のこの変えてみせるという発言が、【環境】のことなのか【選手】のことなのか、何を示しているのかということです。
【環境】を変えるとは、本隊の選手や仲の良い選手に祝って貰えるように改善したいということでしょう。
逆に【選手】を変えるとは、祝って貰える選手達が身近にいる状況を作りたいということかもしれません。
もし飯伏の言う『変えてみせる』が前者なら、ポジティブな発言で終わるでしょう。
もし後者なら、別のプランを持っているということかもしれません。
『絶対に変えて見せる』の意味
ここからは壮大な妄想になります。
上記で述べた別のプランとは、シンプルに他団体の選手のことです。
団体の壁がなくなり新日本の選手より親しい選手と共に闘えるようになれば、自然と勝利を祝って貰うことができるでしょう。
例えば、アメリカのプロレス団体『AEW』と交流が開始されれば、飯伏を応援する選手は必ず存在します。
皆さんは、東京ドーム大会でジェイ・ホワイト戦後に見せた飯伏のメッセージに気付いていましたでしょうか。
リングを降りる直前に見せた【ターミネーターダイブ】のポーズ。
あのポーズはAEWで活躍するケニー・オメガへのメッセージだと思っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
二冠王者に輝いた飯伏は、今までより発言力が増すでしょう。
飯伏がAEWとの共闘を新日本に提言している可能性もあります。
AEW発足当時は成功するかどうか分からず様子を見ていた新日本ですが、もう次のフェーズに移っていることでしょう。
IWGP USヘビーの挑戦権利証を持つKENTAはアメリカに渡り、ジョン・モクスリーとのタイトルマッチ開催を待ちます。
あとは “いつ” “どっち” のリングでやるかだけです。
飯伏には “プロレスをもっと広めたい” という夢があります。
その手段の一つがAEWとの交流だとしても不思議ではないでしょう。
プロレスをもっと広める為に、新日本を変える必要があると感じている飯伏。
２つのベルトを物質的に１つにしたいのも、新しい新日本を作る一歩なのかもしれません。
二冠のベルトを手に入れ準備が整った飯伏は、東京ドーム大会という何万人もの目撃者がいる前で盟友ケニーにメッセージを送りました。
飯伏がつぶやいた意味深ツイートは、新しい何かを始める為の決意表明だったのかもしれません。
妄想は現実へ…
ここまでは前回の記事の内容ですか、数時間前、飯伏がケニーに向けてこんなメッセージをツイートしました。
2008年…忘れてない。あの時の事、YouTubeで対戦を求めてきた時の事を
。その時自分はプロレスを広めたいと必死だった立場は逆転した。でも今やっとチャンスが巡ってきた
全面対抗戦をしたい。
これはプロレス界もファンも間違いなく上がると思っている。
今、プロレスにはもっと刺激が必要だ！
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) January 29, 2021
２００８年に対戦求めてきたとは、ケニーがYouTubeで投稿したこの動画のことでしょう。
やはり、東京ドームで見せた『ターミネーターダイブ』ポーズはケニーへのメッセージであり、プロレスを広める為に自分達にしかできないことをやろうという意思表示だったのかもしれません。
これは面白いことになりそうです。
遂に新日本プロレスとAEWが個人レベルではなく、団体規模で交流する可能性が出てきました。
しかも、飯伏の希望は全面対抗戦です。
今すぐ何かが起こるとは限りませんが、２０２１年はとんでもない１年になるかもしれません。
