棚橋弘至のコスチュームはベルトを腰に巻いて映える様、敢えてお腹の部分が開いているというのは有名な話しです。
1・30愛知大会で鷹木信悟から奪取したNEVER無差別級のベルトですが、折角獲得したベルトなのに棚橋はまだこのベルトを腰に巻いていません。
鷹木への敬意を表して巻こうと思っていたものの、盟友である柴田勝頼に巻かないで欲しいと助言されたそうです。
【新日本】NEVER新王者・棚橋弘至がベルトを腰に巻かない理由 https://t.co/TbzccJxtMV
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) February 17, 2021
棚橋弘至がNEVERのベルトを巻かない理由
『言われましたよ。「棚橋君には(腰に)巻いてほしくない。棚橋君が狙うべきはIWGP(ヘビー級王座)だから」って。柴田さんはそういう理由でアドバイスしてくれたんですけど。柴田もNEVER王者時代は一度もベルトを腰に巻かなかった。その思いに棚橋も共感したという。とはいえ最初から「巻かない」とかたくなに決めつけているわけではない』
引用:東スポWEB
迷いがある中でベルトを巻かずに入退場する棚橋ですが、みんなが納得する気持ちで巻きたいと現在の心境を語っています。
『みんなが納得する気持ちで巻きたいと思っているので。NEVERを巻くことによって進むべき方向が見えたら、誇らしげに巻きます。なんとなく石井(智宏)選手、柴田さんのイメージがあるじゃないですか。全部を変える必要はないですけど、新しいNEVERの行き先が見えるまでは巻かないです』
引用:東スポWEB
NEVERのベルトを巻いて欲しくないと柴田に言われた話しは、前回更新のポッドキャストで語っているので真相を知りたい方は是非聴いてみてください。
『祝!“NEVER無差別級王座”奪取記念! 鷹木選手との舌戦~タイトル戦を激語り! さらに広島2連戦も展望!!』
棚橋の言う『みんなが納得する形』とは
2・15後楽園ホールのバックステージでも『みんなが納得する形でベルト巻きます』と語った棚橋弘至。
では、棚橋が思うみんなが納得する形とは何なのか?
もしかしたら、そのヒントは柴田の言葉にあるかもしれません。
“棚橋君が狙うべきはIWGPだから”
IWGPに辿り着く手段の一つとして手に入れたNEVERのベルト。
しかし、棚橋なりのやり方でNEVERのベルトの価値を上げなければ、IWGPに近づくことはできなきのかもしれません。
NEVERのベルトを腰に巻くということは、IWGPを巻くことに限りなく同義語になる必要がある。
みんなが納得する形とは、みんなが納得する相手を倒した時、棚橋はそのベルトを巻くことができるということなのでしょう。
では、誰を倒したらNEVERがIWGPを近付き『みんなが納得する形』になるのか?
もしかしたら、『オカダカズチカを倒したNEVER王者』という “形” なのか…
昨年末の約束
現在の新日本プロレスのチャンピオンは飯伏幸太ですが、IWGPのイメージが最も強いレスラーはオカダカズチカなのかもしれません。
ある意味、IWGPを目指すということはオカダという壁を乗り越えることでもあると思います。
昨年末の「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール大会で久しぶりにタッグを組んだ両雄は、試合後握手を交わした後、人差し指を立て未来のシングルマッチを約束しました。
2020年は年間通して共にIWGPに絡めなかったオカダと棚橋。
2人が最後にシングルマッチを闘ったのは2019年のG1クライマックス開幕戦のアメリカ大会でした。
あの敗戦の借りを棚橋はまだ返せてません。
かつては幾度もIWGP戦を闘い、新日本を盛り上げてきた2人。
今年、IWGP王者に返り咲くという想いは人一倍強いでしょう。
日本武道館で行う「旗揚げ記念日」大会に相応しいカードを組む為にも、不平不満が噴出するファンの溜飲を下げる為にも、2人のシングルマッチが必要です。
オカダとの激闘を制することが、『みんなが納得する形』になり棚橋も納得してNEVERのベルトを巻けるのかもしれません。
新日本と新日本ファンを愛するエース
「旗揚げ記念日」大会でオカダと棚橋のシングルマッチが行われるためには、大阪城ホールでグレート・オーカーンを倒し、試合後オカダとの対決をアピールしなければなりません。
実現すれば夢の様な話しですが、あくまで私の妄想です。
しかし、夢の対決に近づく為にもエースの勝利に期待したいと思います。
大阪城ホールの冬の陣まで10日を切りました。
棚橋という城は攻め落とされるのか、それとも守りきることができるのか…
恐らく、今頃は自分への “兵糧攻め” を実行していることでしょう。
※詳しくは棚橋弘至の選手日記をご覧ください
策が成功すれば、自ずと結果もついてくるでしょう。
城を守り切ることができるよう、念を送りたいと思います。