衝撃的な出来事から一夜が明けても、まだ信じられません。
長年苦楽を共にし同期ながらYOHさんと慕っていたSHOが、あんな冷徹な行動に出るなんて…
Highlights from ‘SUMMER STRUGGLE 2021 Night13’ (Aug 16th)
Watch Now:https://t.co/E5IVv0dvHN
(English video will follow at a later date)Your main event!
Can Roppongi 3K (0-3) finally mount momentum by spoiling #SuzukiGun🏴☠️ (2-1)?#njsst #njpwworld pic.twitter.com/qNeR7MBdoq
— njpwworld (@njpwworld) August 16, 2021
いつから計画していたかは分かりませんが、SHOはロッポンギ3Kから抜ける気持ちでいたのでしょう。
いや、 スランプ状態のYOHを見放し裏切るタイミングを見計らっていたんだと思います。
昨日の試合で外道&東郷組が欠場し、本日のリーグ最終戦への出場が不透明になったことで、昨夜裏切りのショックアローを放ちました。
本日の後楽園ホール大会の予定は「SHO&YOH vs 外道&東郷」。
外道&東郷組が出場すれば、そのままリーグ最終戦が行われるのか。
または外道&東郷組の欠場が決まり、SHOとYOHは他の試合が組まれるのか。
それともSHOはYOHとの試合を放棄するのか…
SHOの今後がどうなるか気になるところですが、最愛のパートナーに裏切られたYOHが試合できる状態なのかも気になります。
今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの主役はYOHだと思っていた
SHOとYOHは一旦別々の道を歩んだ方がいいのかもしれないと思っていましたが、まさかこんな形で離別するとは想像もしていませんでした。
YOHのヒールターンの可能性も考えたものの、やっぱり「今」じゃないだろうと思った理由は今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の主役はYOHしかいないと思っていたからです。
昨年、膝の怪我で長期欠場を強いられたYOHはBOSJを欠場しました。
その間、BOSJでより輝きを放ったのはSHOです。
恐らく今年のBOSJも昨年同様1リーグ制で、外国人レスラーの参加も最低限に抑えられるでしょう。
変化の少ないリーグ戦で主役になるのは、昨年欠場したYOHしかいないと思っていました。
いや、今でもそう思っています。
スランプに陥っているのなら、短期で単身海外遠征に行くのもありでしょう。
かつて崖っぷちに追い詰められた内藤哲也は約1ヶ月メキシコに渡り、自由という手応えを掴み一気に新日本の主役に駆け上がりました。
海外に行けば必ず復活のヒントがあるわけではありませんが、1人でプロレスをする時間がYOHには必要なのかもしれません。
まずはSHOの今後を見届ける必要がありますが、G1クライマックスの最中にYOHが短期で海外遠征に行くのは“あり”なのではないでしょうか
パートナーを裏切るタッグチームの心理
正直、なぜSHOがYOHを裏切った理由も、SHOの今後も分かりません。
あの冷たい表情はYOHだけではなくCHAOSとも決別を意味するのでしょう。
ずっと一緒だった2人があんな形で決別することは悲しいばかりですが、YOHを裏切る行為はSHOにとって必要なことであり意味があったんだと思います。
実は最近、他団体で現役を引退したレスラーがいました。
名前は吉野正人。
名パートナー土井成樹とのコンビはファンから『土井吉』と愛され、ドラゴンゲートで最も実績を残したタッグチームでした。
そんな『土井吉』ですが、過去2度、土井が吉野を裏切っています。
そして、裏切った理由を引退試合で土井本人が赤裸々に明かしました。
『なんで(吉野を)裏切ったか分かるか?
吉野を裏切った方が盛り上がるやんけ!それだけ吉野は人気者だからなぁ!そんな吉野をみんな大好きやからなぁ!
吉野を2回リング上で裏切りました。でも吉野は1回も裏切ったことはありません。めっちゃカッコいいやんけ!』
テンコジだって裏切りの歴史があるから、尊いタッグチームになりました。
YOHを裏切れば新日ジュニアが盛り上がる、人気者のYOHの為にも自分が裏切り者になる、大好きYOHを突き放すことが最大の愛情表現になる、と考えたのかもしれません。
2人揃って新日ジュニアの中心になる為に
あのSHOがヒールターンだなんて、未だに信じられません。
今までの自分を捨ててでも、YOHの壁になり、YOHの最大のライバルになりたかったのではないでしょうか。
新日本で頂点に辿り着くためには強さ以外にも必要なものがあります。
その一つがライバルの存在。
かつてSHOには鷹木信悟という最大のライバルをみつけましたが、今はヘビー級に転向してしまいました。
一方YOHはライバルと呼べる存在がいなく、気付いたら半月板損傷で長期欠場、気付いたら他の新日ジュニアのレスラーに気持ちが見えないと揶揄される毎日。
パートナー以上に必要だった存在がライバルであり、自分の為にもYOHの為にも自ら闇堕ちしてライバル関係を築こうとしているのではないでしょうか。
バックステージで利用価値がなくなったと語ったSHO。
あんな優しかったSHOが、自分の利益追求のためだけにYOHを利用し続けていたなんて信じたくはありません。
今後、SHOがどんな壁となりYOHの前に立ち塞がるのか…
今言えることは、新日ジュニアは間違いなく面白くなるということ。
本当に痺れる展開はこれからなんだと思います。