エル・デスペラードがIWGPジュニアの防衛戦で熱望する相手とは…

エル・デスペラード【撮影:koba】
“独り言考察”




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日本プロレス箱推しの筆者ですが、その中でも特に贔屓にいる選手が何人かいます。

今、最推しのレスラーの名を挙げるとすれば、鈴木軍のエル・デスペラードと答えるでしょう。

昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)優勝決勝戦で敗れた際は、同じく推しである高橋ヒロム優勝の喜びより、デスペラード敗北の悔しさの方が勝っていました。

それでも今年ヒロムの負傷欠場で得たチャンスを見逃さなかったデスペラードは、僅か4日間でシングルとタッグのベルトを奪取。

筆者にとっても歓喜に震えた4日間となりました。

この大逆転劇を『一寸先はハプニング』と語ったデスペラードのインタビューが、今週発売の週刊プロレスにて掲載されています。

※画像に楽天のリンク貼っています。

 

ならず者の本音

 

デスペラードの魅力を私なりに表現するならば、「近くて遠い存在、遠くて近い存在」なんだと思います。

誇張がない等身大の発言に親近感が湧く一方で、一般人にはない圧倒的な存在感は近寄り難いカリスマ性を持ち合わせています。

恐らく、線は引いても距離を取らないスタンスに多くのファンが共感するのでしょう。

週刊プロレスでのインタビューを読んでも、プロレスに対する考えが上から目線ではない正論に、相槌を打ちたくなるんだと思います。

 

本誌ではジュニアのシングルとタッグのベルトについて、そしてパートナー金丸義信へのリスペクトと王者になって気付いた孤独について語っていました。

必読のロングインタビューは、ベースボールマガジンオフィシャルHPでも一部無料で読むことができます。

IWGPジュニア2冠王のエル・デスペラードを特写インタビュー

 

デスペラードがいつか闘いたい相手

 

一躍存在感が増したデスペラードですが、東スポWEBで、IWGPジュニアヘビー級の今後の防衛ロードについて語っていました。

『前王者に勝ってないので暫定(王者の)状態。欲しいってやつがいればもちろんやるし。でも、それはあいつが帰ってくるまでのナンバーワン決定戦みたいな感じ。そこがYOHとの違いだね。(中略)

ヒロムが終わったらドラゴン・リー。あとアレックス・シェリーと、ちょっとこれは難しいけど、KUSHIDAだな。(2017年9月の)KUSHIDAとのタイトルマッチは、たぶん彼のキャリアで一番ひどい試合だったと思うので、それを自分で清算したい。もちろん新しい結果を添えてね。まあ要するに、やりたいやつはいっぱいいるってこと』

引用:東スポWEB

 

私の記憶が正しければ、KUSHIDAとデスペラードのタイトルマッチは2017年の9月の一度だけ。

デスペラード本人が『彼のキャリアの中で1番ひどい試合』と言う通り、私の脳裏にもずっと残っている試合です。

期待していた分、落胆が大きかった試合。

叶うかどうか分かりませんが、いつかKUSHIDAとのタイトルマッチは実現して欲しいものです。

 

ならず者の防衛ロード

 

シングル王者初戴冠を暫定王者と語ったデスペラード。

ベルトを預かる身としては前王者を倒すまで、新王者とは名乗る気はないのでしょう。

しかし、他の選手以上にリング上で濃密な時間を駆け抜けたデスペラードに、負ける気などさらさらないはずです。

 

ヒロムの欠場期間は最短で6ヶ月間。

最短で今年の9月といったところでしょう。

一体それまで何人と防衛戦を行えるのか?

タイガー・マスク、田口隆祐、マスター・ワト、SHO、YOH、ロビー・イーグルス、ロッキー・ロメロ、BUSHI、金丸義信、DOUKI、外道、邪道、ディック東郷、石森太二、エル・ファンタズモ…

 

ちなみに、IWGPジュニアヘビー級の最多防衛回数はヒートが記録している11回。

今、新日本にいるジュニアの選手全員と闘えば、最多防衛記録更新も可能です。

負ける気がしない暫定王者の防衛戦が、記録を塗り替える可能性もあるでしょう。

 

等身大のダークヒーローがどんなシンデレラストーリーを突き進むのか…

疾走する防衛ロードを一緒に駆け抜けたいと思います。