単独での最多防衛記録を狙うCHAOSチームと、初挑戦初戴冠を狙う内藤哲也率いるロスインゴのタイトルマッチとなったNEVER無差別級6人タッグ選手権。
30分を超える熱戦を制したのは、プロレス人生で初め取ったベルトを守り続けるYOSHI-HASHIの粘りでした。
31分越え“壮絶死闘”に場内熱狂!
最後はYOSHI-HASHIが渾身のバタフライロックでBUSHIを撃破!
NEVER6人タッグ王座“最多防衛記録”を更新!!
【6.2後楽園結果】
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内藤哲也のNEVER6人タッグ初挑戦という期待値の高い一戦は、前日の1.5倍となる観客動員を記録。
カードが決まった瞬間チケットを購入したファンも多かったことでしょう。
結果的に敗れはしたものの、いずれリベンジを狙うと約束した内藤。
久しぶりのタッグでのタイトルマッチ挑戦に、悔しさと楽しさを口にしました。
さらには、SANADAとタッグを本気で考えてみたいと公言しています。
内藤「(今回のタイトル戦を終えて)シングルマッチだけがプロレスの楽しみじゃないなあと。タッグマッチも楽しみの一つだなぁって、改めて痛感させられたよ。そういう意味では、SANADAとのタッグもアリなのかな?」(続)
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内藤「最近、よく組む機会が多いし。俺の目指してるもの、来年の東京ドーム大会のメインイベントというものに、変わりはないよ。でも、そこまでの道のりとして、タッグ、SANADAとのタッグっていうのもアリなのかな」
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内藤哲也がSANADAとタッグを組む狙いとは?
2016年4月のIWGPヘビー級選手権に乱入し、ロスインゴに加入したSANADA。
2005年に受けた新日本プロレス入団テストでは、内藤だけが受かり同タイミングで受けたSANADAは落ちたという因縁もあります。
ロスインゴに加入後、一度もタッグを組まなかった2人がタッグ結成となれば、注目度は高いことでしょう。
新日本で最も支持されるタッグチームになり得る可能性もあります。
先日、涙のリベンジを果たしたデンジャラス・テッカーズの2人は昨日の後楽園ホール大会でも次の挑戦者を求めていました。
日本に存在するタッグチームなら誰でも構わないと豪語したタイチは内藤と因縁があり、パートナーのザック・セイバーJr.もSANADAと因縁があります。
次の大会であるドミニオンですぐさまタイトルマッチが組まれるとは思いませんが、次のシリーズ「KIZUNA ROAD」で試合が組まれる可能性は十分あるでしょう。
一方で気になるのが、内藤哲也の切り替えの早さです。
前述の通りSANADAとのタッグ結成を口にすれば、当然ファンはIWGPタッグ挑戦を意識するでしょう。
2010年1月に高橋裕二郎とタッグのベルトを戴冠して以来、10年以上タッグのタイトルからは遠ざかっています。
IWGPタッグ挑戦となれば、ファンの期待は高まることでしょう。
しかし、NEVER6人タッグで負け、IWGPタッグでも負けてしまったら 、“逆転の内藤哲也” が遠ざかってしまうのではないかという不安もあります。
スペシャルシングルマッチでグレート・オーカーンに勝利したにも関わらず、タイトルマッチで2連敗してしまうようなことがあれば、次の一手は遠のくでしょう。
それでもSANADAとのタッグを口にしたということは、内藤の中で変化があったのか、新しいアイデアが生まれたのかもしれません。
東京ドームのメインイベントは1つではない
来年の新日本プロレスは旗揚げ50周年YEARであり、3年連続でレッスルキングダム2連戦となることでしょう。
過去2回の東京ドーム大会2連戦は、二冠をめぐる争いが両日のメインを務めました。
しかし、現在は2つのベルトが1つに統一されIWGP世界ヘビー級王座が創設されています。
2日連続同一のタイトルマッチは組みにくい状況です。
つまり、違うタイトルマッチがもう1日の東京ドーム大会のメインを務める可能性が高いでしょう。
先日、海外メディアのでクリス・ジェリコのインタビューが公開され、コロナ終息後、再び新日本で闘いたい相手がいることを語り、タッグマッチで東京ドーム大会のメインイベントに出場したい願望を口にしました。
タッグの価値が上がる今の新日本において、内藤がタッグプレイヤーとしての価値を模索するのは当然の流れでしょう。
2連戦の可能性が高いレッスルキングダムで、連日メインイベントを務めるためシングルでもタッグにも拘りたいのかもしれません。
リスク覚悟で次の闘いを求める内藤哲也に、どんな未来が待っているのか。
未来を見据えながらも、今を楽しんでいるのでしょう。
“必ず” 戻ると約束した場所に帰還する方法模索を続ける “今” の内藤哲也を楽しみたいと思います。