ヒクレオが語った高橋裕二郎と闘いたい理由

ヒクレオ、高橋裕二郎【撮影:koba】
“独り言考察”




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ール・アンダーソンのダブルブッキング騒動は意外な形で終息しました。

先日、行われたニューヨーク大会「Rumble on 44th Street」に出場した高橋裕二郎が、バックステージでヒクレオに挑戦表明。

この挑戦表明を聞いただろうヒクレオは、幕張大会で裕二郎の挑発に応えマイクアピールをしています。

 

このヒクレオの発言を受け、新日本プロレスはNEVER無差別級選手権のタイトル開催を中止。

裕二郎とヒクレオの要望に応える形で、新日本プロレスはタイトルマッチを行う予定だった11・5大阪大会で両者のスペシャルシングルマッチを発表しました。

 

この発表に納得がいかないファンもいるでしょう。

当初、新日本はカール・アンダーソンが来日しなかった場合、NEVER無差別級王座の返上と同王座のベルトの返還を速やかに行うことを要求すると発表していました。

現状アンダーソンが大阪大会に来る予定はありませんが、タイトルの返上もベルト返還もありません。

 

ヒクレオが語った裕二郎への熱い想い

 

恐らく、新日本サイドとしてはヒクレオのアンダーソンからベルトを奪取したいという意向を尊重したのでしょう。

アンダーソンがWWEサウジアラビア大会に参加する限り、同日に行われる新日本の大阪大会に参加するのは物理的に厳しい状況でした。

そして、ヒクレオもアンダーソンからベルトを奪取したい意思と共に、裕二郎と闘いたい気持ちがあったのでしょう。

10月30日に行われた幕張大会で、ヒクレオは裕二郎に対し“仲間”だったと語り、目を覚まさせると誓いました。

『正直……ユージローが散々俺をこき下ろすコメントをしてるのを聞いて、 傷ついてる。 俺たちは仲間だっただろ。 俺の兄貴たちが (日本に) いない時、 お前がいてくれたじゃないか。 俺たちはいつも一緒だっただろ。 一緒に出かけたり、 何をするのも一緒だったじゃないか。でも、今のお前ときたら、 俺を貶すコメントばっかりだな?
俺がお前とBULLET CLUBを裏切ったって言ってるが、 お前だって同じじゃないか? ナイトーを裏切っただろ?CHAOSのことも裏切っただろ? それから俺の兄貴たちのことも裏切ったじゃないか?お前はもっと良い奴だと思っていたのに。 そして今になって俺の行手を阻もうとしてくる。俺とカール・アンダーソンの間に割り込もうとしてくる。でもお前なんか俺にとっちゃ、簡単に跨げる石ころに過ぎない。でも俺はこれで終わりにする気はない。お前をぶっ飛ばして、 お前の目を覚まさせて、お前に変を起こしてやる。そうでなければ、 お前は俺に倒された後、 一生忘れられる存在になる。 でもお前がここでようやく目を覚ませば、こっち側に来ればいい。 俺はまだお前を兄貴同然に思ってるんだ。 目を覚ましてくれよ引用:新日本プロレス

 

Twitterでもヒクレオは『かつての友人』と裕二郎と一緒に写る写真をアップさせています。

 

2017年9月7日に新日デビューを果たしたヒクレオ(当時のリングネームはレオ・トンガ)ですが、タマ・トンガとタンガ・ロアは来日していない時は、よく裕二郎とタッグを組んでいました。

裕二郎も弟のようにヒクレオとつるんでいたのでしょう。

当時、ヒクレオはInstagramに裕二郎と一緒に映る写真を度々アップさせていました。

 

かつて兄弟と慕った裕二郎の目を覚させてあげたいヒクレオ。

ある意味タイトルマッチより大事な一戦になるかもしれません。

これまで何度も仲間を裏切ってきた裕二郎を改心させるのは、簡単なことではないでしょう。

大阪大会のスペシャルシングルマッチでは、ダーティーファイトを繰り出すかもしれません。

 

それでも諦めずに闘い続ければ、いつか裕二郎が目を覚ますかもしれないでしょう。

大阪大会はヒクレオが裕二郎を改心させる初めの一歩。

恐らく、対戦相手がかつての友でもいつも通りの裕二郎で闘うのでしょう。

それでもどこかに心の迷いが現れるかもしれません。

一瞬たりとも見逃せないシングルマッチになりそうです。