吉野正人の引退試合で土井成樹が2度の裏切りの理由を告白

土井成樹、吉野正人【撮影:koba】
DRAGON GATE




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日本プロレスのダイヤの原石である辻陽太と上村優也の壮行試合を行った同日、ドラゴンゲートでは団体トップ選手である吉野正人の引退試合が行われました。

まだ41歳という引退するには早い年齢のレスラーです。

吉野正人【撮影:koba】

 

年間最大の興行である神戸ワールド記念ホール大会を、史上初となる2日連続行ったドラゴンゲート 。

2日連続の4大タイトルマッチでは数々の激闘が生まれましたが、何と言っても注目は今大会で現役生活に終止符を打つ吉野正人の引退試合でした。

 

これまでドラゴンゲートにある4大タイトル全てを獲得した経歴を持ち、スピードスターの異名で多くのファンを魅了したレスラーです。

団体トップレスラーである吉野ですが、2017年に頸椎ヘルニアと中心性頸椎損傷を負った吉野は、直感的に3年後の引退を決意します。

そして2019年12月に、試合後ファンに向けて引退を発表しました。

 

2020年に引退する予定でしたが、コロナ禍の影響で1年伸ばした現役生活。

怪我を影響を感じさせず、最後の最後までスピードスターとして走り抜きました。

現役最後の試合は盟友である土井成樹とタッグを組み、ヒールユニットであるR・E・DのEitaとBxBハルクと闘っています。

 

実は試合前、SNSでは盟友土井が引退試合で吉野を裏切るのではと噂になっていました。

『ドイヨシ』の愛称が付くほど名タッグである2人ですが、過去2度土井は吉野を裏切っています。

ドラゴンゲートと言えば、数々の裏切りによりドラマが生まれてきました。

今現在、どのユニットにも所属していない土井。

吉野引退試合で何が起きたのか…

 

Eitaに裏切りを誘導された土井でしたが…

 

メインイベントで行われた吉野正人の引退試合。

試合中盤、Eitaがリング上で椅子を手にしました。

レフリーはコーナーに押しやられ身動きが取れず、リングの上は無法状態。

吉野の腹部に2発入れると、Eita頭部への攻撃を予告しました。

間一髪、頭部への攻撃止め椅子を奪った土井でしたが、Eitaが吉野への裏切り行為を指示します

土井の次の一手を見守り静まり返る会場。

椅子を振り上げた土井でしたが、頭部への椅子攻撃はEitaの頭部へ振り落としました

 

集中攻撃で攻められる吉野でしたが、トルベジーノからソルナシエンテで見せ場を作ります。

最後まで粘る吉野でしたが、Eitaのインペリアルウノ3カウントを奪いました。

 

引退試合で30分を越える激闘を闘った吉野正人。

試合後、BxBハルクと握手を交わし、Eitaにも手を差し伸べ握手しました。

 

盟友土井が吉野裏切りの理由を告白

 

試合後には交流のある関係者からの動画メッセージが流れ、解説者のミラノコレクションA.T.さん、新日本プロレスの鷹木信悟等が登場。

そして選手代表としてリングに上がりマイクを握ったのは盟友土井でした。

21年間一緒に闘ってきた土井。

過去、2度吉野を裏切った土井ですが、最後の最後にその理由を告白しました。

『なんで裏切ったか分かるか?

吉野を裏切った方が盛り上がるやんけ!それだけ吉野は人気者だからなぁ!そんな吉野をみんな大好きやからなぁ!

吉野を2回リング上で裏切りました。でも吉野は1回も裏切ったことはありません。めっちゃカッコいいやんけ!』

引用:DRAGONGATE NETWORK

 

最後にマイクを持った吉野は、21年間スピードスターとして駆け抜けられたと、悔いは無いと言わんばかりに高らかに宣言しました。

ファンへ感謝の気持ちを述べた後、リング上で10カウントゴングを聞いた吉野。

多くのレスラー、多くのファンに愛され続けたスピードスター。

吉野正人というドラゴンゲートのトップレスラーは、2021年8月1日に引退しました。

吉野の第二の人生も、トップスピードで駆け抜けることを楽しみしています。

 

吉野正人の引退試合が行われた「SPEED STAR FINAL」の見逃し配信は、8月9日の00:00までです。

41歳という若さで引退した吉野の最後の試合をご覧になりたい方は、DRAGONGATE NETWORKからご覧ください。