ダラス大会でオスプレイのIWGP世界ヘビー防衛戦は行われるのか

ウィル・オスプレイ【撮影:koba】
“独り言考察”




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、現地時間の9月25日、26日に行われるアメリカ・ダラス大会の対戦カード第1弾が発表になりました。

ウィル・オスプレイが挑発していた通り、LA道場生とのシングルマッチが組まれています。

『「RESURGENCE」ロサンゼルス大会で、突如、姿を現したウィル・オスプレイ。なんとIWGP世界ヘビー級ベルト(?)を持って、「真のチャンピオンは俺だ!」とマイクアピール。

さらに「俺がこの「STRONG」を制覇する! LA道場の雑魚ばっかりだった「STRONG」のマットにもようやくホンモノのスターが登場だ」とアメリカマットでの復帰を不敵に宣言した。

これを聞いて飛び出してきたのが、“LA道場”カール・フレドリックス、クラーク・コナーズ、そしてTJPといった面々。一触即発となったものの、オスプレイは逃亡してしまった。

“LA道場”というプライドを傷つけられたカールが、“元IWGP世界ヘビー級王者”のオスプレイの牙城にどこまで肉薄することができるのか? 注目のシングルマッチとなりそうだ』

引用:新日本プロレス

 

ダラス大会初日に組まれたカール・フレドリックスとの試合形式は、30分1本勝負の通常のシングルマッチです

一方、オスプレイはカールとの試合を『リアルIWGP世界ヘビー級王座の初防衛戦を行う』と豪語しています。

(これはダラスで行われるリアルIWGP世界ヘビー級選手権の初防衛戦。

「フレドリックス vs オスプレイ」だ!)

 

もしこのオスプレイの要求が通れば、とんでもない事態となるでしょう。

鷹木信悟とオスプレイが持つIWGP世界ヘビーのベルトが両方本物扱いということになり、新日本のヘビー級最高峰のベルトが2つ存在することになります。

元はIWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座の、2つのベルトが統一され設立されたベルトです。

2つのベルトの歴史を封印したにも関わらずIWGP世界ヘビーのベルトが2本存在するということになれば、インターコンチを封印した意味が分からなくなってしまいます。

ベルト統一を嘆いたファンの反感を買ってしまっても仕方ないでしょう。

来年のレッスルキングダムで再びベルト統一戦が行われるようなシチュエーションになってしまった場合、多くのファンに受け入れられるかは分かりません。

 

一方、アメリカ在住のファンにとってはメリットも存在します。

日本まで遠出しなくとも、アメリカ大陸でIWGP世界ヘビー級選手権が生観戦できるチャンスです。

IWGPヘビー級選手権がアメリカで行われたのは、2019年4月のマディソン・スクエアガーデン大会が最後。

王者ジェイ・ホワイトをレインメーカーで仕留めたオカダカズチカの勝利に、会場は歓喜しました。

 

期間限定でも日米でそれぞれIWGP世界ヘビー級選手権が行われる事態になるのかどうか…

事実として鷹木が持つベルトと、瓜二つのベルトが存在しオスプレイが所持しています。

オスプレイが海外にいる以上、取り上げるのも難しいでしょう。

新日本がどんな決断をするか待ちたいと思います。