高橋ヒロムが意識する“某団体”のジュニアとは

高橋ヒロム【撮影:koba】
“独り言考察”




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ッグマッチのメインイベントで行われたIWGPジュニアヘビー級選手権。

マスター・ワトの挑戦を退けたエル・デスペラードに降り注いだ銀のテープ。

ベスト・オブ・ザスーパージュニアの優勝決定戦以外で、ジュニアの選手に銀テープが降り注ぐ様子は、珍しい景色と言えるのではないでしょうか。

外国人選手が来日しにくい状況で、ジュニアの選手達が新日本プロレスを救う存在になるかもしれません。

 

一方、メインイベントに立つことさえ許されなかった高橋ヒロムは、悔しさを胸にゲスト解説に臨んだことでしょう。

第1試合に出場したヒロムは、他団体がジュニアのみの大会を行うことに言及しました。

『これが新日本プロレス、そしてこれがプロレス界なんだ。あーーー、スリルがあって面白い面白い! あーそうだ、俺はこのスリルの中で生きてるんだ! あー、そう思ったらすげぇ気持ちいいんだよ! だったらさぁ、何でも手に入れたくなるよねぇ。俺は何にでも手ぇ出せるんだもん! ベルトだけじゃねぇ、俺は何もかも手を出せるんだ! 何でも言える! 何でもやりたい放題! やりたいよなぁ、面白いこと! 見たいよなぁ、50周年で面白いこと! 俺は常にそれを考えてるぞ!

某団体、面白いイベント開くそうだなぁ。よぉ、ジュニアだけの大会ですか。面白いなぁ。悔しいなぁ。悔しいけど、他団体だろうと、ジュニアが潤ってるっていうこの現状が、俺は興奮してたまらねぇ。俺が先頭に立って、このジュニア、新日本プロレスのジュニアだけじゃねぇ、ジュニア全体を動かしてやる! 俺はそういう男だ! 口だけじゃねぇぞ。口だけだとしても何でも言ってやる。俺は何でも叶えてやるぞ。俺が、ジュニアの中心だ』

引用:新日本プロレス

 

ヒロムがバックステージで口にした“某団体”とは、プロレスリングノア(以下NOAH)のことであり、原田大輔が発表したことでしょう。

先日のNOAH後楽園ホール大会で、現GHCジュニアヘビー級王者の原田が、4月にジュニアの選手だけが参加する両国国技館大会を行うと公言しました。

『もう1つ、俺から話があります。俺たちノアジュニアの希望と未来、そして挑戦を聞いてほしいです。ヘビーに負けないジュニアをつくると言ってきました。両国2連戦の初日、ジュニアだけのジュニアの選手だけが出場する「N Inоvatiоn」を開催します。ノアジュニアはすごいんです。それを俺たち全員で証明します。集客でも話題性でもヘビーと真っ向から勝負していきます』

引用:東スポWEB

 

可能性があるなら海外からの参戦も希望した原田。

大会日程も4月29日と決まっているだけに、どんな選手が参戦するのか非常に気になります。

しかも両国国技館という大きな会場なだけに、かなり攻めた仕掛けもすることでしょう。

他団体からの参戦は明言を避けましたが、これは少し前にヒロムが希望していた「ジュニア革命計画」と似ています。

NOAHジュニアに先を越されてしまったヒロムは、さぞかし悔しがっていることでしょう。

 

SNSでジュニアオールスター戦に出場して欲しい選手を募集した以上、実現に向け本気で動くことでしょう。

ファンを動かした次は、会社(新日本プロレス)を動かす必要があります。

もし実現すれば1・8対抗戦に次ぐ大きな話題になることは間違いないでしょう。

お尻に火が付いたヒロムの「ジュニア革命計画」は、実行必須のビッグイベントになりそうです。