藤波辰爾の代打選手“X”はロスインゴ入りを希望する男か

鷹木信悟、藤波辰爾、BUSHI【撮影:koba】
“独り言考察”




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・1福岡PayPayドームでビッグマッチを開催する新日本プロレスですが、残念なニュースが舞い込みました。

出場予定だったウィル・オスプレイと藤波辰爾が、新型コロナウイルス陽性と診断されたため、欠場が発表されています。

 

USヘビー級王座決定戦を闘う予定だったオスプレイの代役は、先日までアメリカ遠征に行っていた石井智宏に決定。

ロスインゴとタッグを組む予定だった藤波の代役は、“X”となることが発表されました。

5月1日(日)福岡PayPayドーム大会のセミファイナルは4.9両国国技館大会で、SANADAが返上したIWGP USヘビー級王座の新王者決定戦が実現。ウィル・オスプレイの欠場で、急遽代打出場となった石井智宏と、棚橋弘至が激突する。

石井とUSヘビー級王座といえば、2017年7.2ロングビーチ大会で行われた“初代王座決定トーナメント”の決勝戦でケニー・オメガと大激闘を展開するも敗戦。

初代王座にあと一歩で手が届かなかった石井だが、それ以降はUSヘビー級王座には縁がなく挑戦経験もなし。今回は、なんと2度目のUSヘビー級王座決定戦に出場という運命的な巡り合わせとなる。

第1試合の6人タッグマッチは藤波辰爾選手の欠場を受けて、その代替選手は“X”と発表された。

今回は、“L・I・J”鷹木信悟&BUSHIと“レジェンド”藤波が時空を超えたドリームトリオを結成して、タイチ&ザック・セイバーJr.&TAKAみちのくと対戦する予定だった。

引用:新日本プロレス

 

棚橋弘至とオスプレイの一戦が見られなくなったことは残念ですが、棚橋の相手が石井となり、これまた楽しみな試合が生まれました。

一方で気になるのが藤波の代役です。

今年のレッスルキングダムにて、久しぶりに新日本のリングに上がった藤波辰爾。

3・1旗揚げ記念日大会のメインイベントにも登場し、現在のトップレスラーと夢のコラボを実現させていました。

今回もレジェンドレスラーとして参戦が予定されていただけに、代役を考えるのも非常に難しいところです。

 

藤波辰爾の代替選手“X”の予想

 

レジェンドレスラーの代役を担うのも難しいですが、パートナーがロスインゴというのも選択肢を狭める要素だと思います。

今大会に参加していない選手を充てがうにも、他のユニットの選手と組むのは想像できません。

必然的に他団体の選手や、藤波と同等のレジェンドレスラーが相応しく、選択肢は決して多くないでしょう。

他団体のレスラーにしても、新日初参戦の選手は考え難いと思われます。

 

では、どのレスラーが“X”に相応しいのか?

過去に新日本の大会に参加したことがあり、当日福岡まで足を運ぶことができ、ロスインゴと何かしら繋がりがある選手なんて存在するのでしょうか…

実は1人、適任者がいます。

そのレスラーとは、GLEATの田中稔です。

田中稔【撮影:koba】

 

田中稔は3・1旗揚げ記念日大会で、タイチとTAKAみちのくのパートナーとして久しぶりに新日マットに上がっています。

この時はタッグチームとしてあまり機能しませんでしたが、今回対戦相手になるというのは好都合でしょう。

何より田中稔は、内藤哲也にロスインゴ入りを直訴し断られたというエピソードがあります。

 

ロスインゴ入りを内藤に直訴し断られた田中稔が、ビッグマッチでロスインゴのパートナー“X”となれば、これはもう運命しか言いようがありません。

偶然にも大会当日、田中稔は九州プロレス参加のため福岡に来ており、試合時間が異なるためダブルヘッダーは不可能ではないでしょう。

※九州プロレス13時00分試合開始、新日本プロレス17時00分試合開始

 

藤波辰爾の代打を“X”と謳っている以上、新日本所属レスラーの可能性は低く、サプライズとなりうる他団体レスラーになるのではと予想しました。

直近でロスインゴ入りを直訴していること、大会当日福岡にいること、今年新日本とGLEATが友好な関係であることを考えると、田中稔が“X”という予想も的を得ていると言えます。

今年2度目の参戦が実現すれば、5月から始まるベスト・オブ・スーパージュニア選出もあり得るでしょう。

いつか再びIWGPジュニア挑戦も夢ではないかもしれません。

 

福岡PayPayドーム大会でロスインゴと組んで出場する選手は誰になるのか。

大張社長も『皆様のご心配を倍返ししてくれる』と煽っているので、サプライズを期待したいと思います。