棚橋弘至が語ったAEWのバックステージの実態とプロ意識

棚橋弘至【撮影:koba】
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すべき200回目の放送となった棚橋弘至のポッドキャスト番組「棚橋弘至のPodcastOff!」(通称タナポ)。

調べてみたら初回放送は2010年2月15日。

実に22年以上続けているという長寿コンテンツでした。

これだけ長くやれるというのは、需要あり、本人の努力ありの結果なんだと思います。

なお、「棚橋弘至のPodcastOff!」は誰でも無料で聴くことができるので、気になる方は下記ツイートのリンクをクリックしてみてください。

 

7月4日に放送されたタナポでは、AEWxNJPW合同興行「Forbidden Door」に付いて興味深い内容を語っていました。

中でも個人的に気になった3つの発言をフューチャーしたいと思います。

 

メインイベント後のジョン・モクスリーの対応

 

ご存知の方は多いと思いますが、AEWxNJPW合同興行「Forbidden Door」のメインイベントは棚橋弘至とジョン・モクスリーのAEW暫定世界王座戦でした。

試合終了直後、クリス・ジェリコ率いるジェリコ感謝協会が乱入しそのまま配信は終了となってしまいましたが、モクスリーが棚橋に対しリスペクトを込めた “ある行為” を行ったそうです。

※「真」は真下さん、「棚」は棚橋選手

真『あと、凄い棚橋さんとやるっていうことにプレッシャーと嬉しさを感じていたんだなと、凄い知りました』

棚『放送では載らなかったんですけども最後手を挙げて、日本式の座礼というかあったんで、ここは僕も礼には礼をもって答えようと思ってしましたけども。ただモクスリーの後、トゥビーコンティニュードという形でジェリコ軍が乱入してきて、僕も立ったらやられるし寝とこと思いながら、ただモクスリーにはアクションして帰りたいなと思って待ってたら、全然乱闘が終わらなくて。棚橋いつまで寝てんだみたいな。とっくに回復してたんですけども、立つに立てないというか』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

座礼と言えば鈴木みのるが獣神サンダーライガー戦で行ったことで話題になりましたが、恐らくこの試合もモクスリーが見ていたのかもしれません。

残念ながら配信には映っていませんでしたが、モクスリーが棚橋に向かって座礼をしたというのですから、改めて新日本のエースに対する尊敬の念が深かったんだと思います。

 

棚橋弘至がAEWで気になる2人

 

真『気になった選手とかいますか?』

棚『そうですね。あのー、先程柴田さんの時に少し話しましたけども、オスプレイとやった“オレンジ・キャシディ”』

真『凄い!』

棚『あれね、完全に身長と体重的にはジュニアヘビー級クラスなんですけども、なんだろ、会場の人気が抜けてましたね』

真『そうですか!一番人気位の』

棚『ポケットに手を突っ込んだまま闘うのって、なんかネックアップしたりとか、なんかクンフーとかに通じるような面白さはありましたね』

棚『あとね、大型選手が多かったなぁ。大型選手でも動ける選手とか、前半にやった4WAYの出てた選手で勝った選手かなぁ。名前失言したんですけども、だいぶデカいのにだいぶ動けたり。大型選手はこう言う感じっていう概念を結構崩されましたね』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

AEWの気になった選手として、棚橋は2人の名前を挙げました。

1人はウィル・オスプレイと闘ったオレンジ・キャシディ。

AEWで絶大な人気を集める脱力系レスラーで、オスプレイとの死闘は今大会のベストバウトの一つと言えました。

 

もう1人の4WAY戦で勝った選手とは、オールアトランティック初代王者に輝いたPACです。

過去、新日本プロレスやドラゴンゲートでも活躍したレスラーですが、身体能力がずば抜けたハイフライヤー。

RPWで行われたのはウィル・オスプレイとの試合は、今でも伝説の試合として語り継がれています。

 

そのPACですが、オールアトランティック王座の初防衛戦を海野翔太相手にRPWで行うことが発表されています。

海野にとっては過去最大の難敵となることでしょう。

日時は現地時間の7月10日、シェフィールド。

試合の結果次第では、オスプレイが勝者の前に現れるかもしれません。

 

AEWの選手のプロ意識の高さ

 

多くの選手を抱えるAEWですが、本戦のAEWダイナマイト、ランペイジに出場できるのは限られた選手のみです。

配信される試合数も多くないので、今の新日本プロレス以上に競争は激しいとも言えます。

そんな競争が激しいAEWのバックステージの実態を、棚橋が密かに教えてくれました。

棚『AEWの選手層の厚みを感じるのは、出場がない選手もいつ欠場、欠員が出て呼ばれるかもしれないから、みんなバックステージにいるんですよ。みんなバックステージでモニター見てて、恐らくコスチューム持ってきてるんでしょうね。いつでも声掛けてくれと。いつでもReadyの状態。そういった中で本戦に出る選手の気持ちも変わってくるでしょうし、なんかそこのバックステージにも競争社会の縮図が見れて、これはもう努力しない選手は残らないなって』

真『例えばそういう時、来ないとか評価が変わってくるんでしょうね』

棚『試合がなくて、渡航移動費がかかったとしても、会場にいて必ず顔を見せてるっていう、なかなかの企業努力というかね。大変なことですけども、ワンチャンあるかないかというところに賭けるという向かう(AEW)の日本のプロレスのシステムとはまた違った厳しさを感じましたね』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

コロナ禍前の新日本もかなりの大所帯で、多人数のタッグマッチが1つの大会に多く見られました。

NJPW STRONGを立ち上げたことで緩和された部分もありますが、選手起用という面ではAEWの方が苦労しているように感じます。

本戦に出れずに不満を抱く選手もいるかもそれませんが、それ以上にチャンスを待っている選手がいつでも準備万端でバックステージにいるというのは驚きました。

ある意味、今のAEWを支えているのはチャンスを貪欲に狙う選手達のハンガリー精神かもしれません。

 

それだけAEWという団体が、勢いがあり魅力のある団体なのでしょう。

次、誰がチャンスを得てブレイクするのか。

今後のAEWがますます楽しみになりました。

 

他にも今回のAEWxNJPW合同興行の興味深い話を聞くことができました。

欠場となったCMパンクとブライアン・ダニエルソンの話や、柴田勝頼のサプライズなどなど。

気になる方は、記念すべき200回目の「棚橋弘至のPodcastOff!」を是非聞いてみてください。