サプライズだらけだった新日本プロレスの両国国技館大会。
来年の1・4東京ドーム大会がアントニオ猪木追悼大会になり、NJPW WORLD認定TV王座が新設され、オレッグ・ボルチンの新日本プロレス入団が発表されました。
そして中でも一番驚いたのが第5試合のロスインゴ対ユナイテッド・エンパイアに現れた覆面を被った男です。
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『超実力派宣言』両国国技館大会‼️
\場内騒然‼️第5試合途中、謎のマスクマンが乱入‼️
🆚 LIJ👁🗨 × UNITED EMPIRE👑
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— njpwworld (@njpwworld) October 10, 2022
BUSHIを助けるとエンパイアのメンバーを次々と蹴散らします。
味方なのか敵なのか分からないまま試合後マスクを取ると、覆面を被った男の正体はCMLLのティタンでした。
ティタン「CMLLの”EL INMORTAL”ティタンだ。ここから俺は一気に上に上がっていく。もっともっと言いたいこと、見せたいものが俺にはある。これからはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーとしてそれらをやっていく」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 10, 2022
このティタンの行動に刺激をもらったBUSHIは、TJPとフランシスコ・アキラの持つIWGPジュニアタッグのベルトに挑戦表明。
次期シリーズ「バトル・オータム」はIWGP USヘビー級選手権にIWGPジュニアタッグも加わり、ロスインゴとエンパイアの前哨戦はヒートアップすることでしょう。
オスプレイがUSヘビーのベルトの変換構想を語る
IWGP USヘビー級選手権と言えば、ウィル・オスプレイがバックステージでUSヘビーのベルトの変換構想を語りました。
『そうやって常に俺たちを魅了していたいの か?それはそれでいいけどな。 トーキョードームで俺とやりたいのか?ナイトー、 残念ながらこのベルトは今、俺の物で、お前は1挑戦者でしかないんだ。 このUS王座のベルト、 本当は俺がインターコンチネンタルのベルトに変えたかったんだ。日本、アメリカと渡り歩いて、 インターコンチネンタルと呼ぶに相応しいベルトだろ? でも、このベルトをお前はどうした?お前はこのベルトすら台無しにしたじゃないか。 俺はこのベルトを獲得し、 何もないところからここまでの地位に押し上げたんだ』 引用:新日本プロレス |
かつてIWGPヘビーと同等と言えるくらい価値があったインターコンチネンタルのベルト。
惜しまれながらIWGPヘビーと統合されてしまいましたが、今でも唯一無二のベルトだったと言えます。
IWGP USヘビーのベルトは、2017年5月に新設されました。
新設され約5年の歴史の中、名だたるレスラーがそのベルトを巻いてきましたが、まだインターコンチほどの価値のベルトとは言えないでしょう。
それだけインターコンチの価値が高かったとも言えます。
そのUSヘビーのベルトを、オスプレイはインターコンチネンタルに変えたかったと語りました。
ベルトの価値を高める為には、それも一つの手段かもしれません。
かつてはIWGP世界ヘビーのレプリカを使ったオスプレイ。
新日本が許可しなくても、勝手にUSヘビーをインターコンチ仕様に作り変えるかもしれません。
そして、オスプレイは挑戦者の内藤哲也に対し辛辣な言葉を口にしました。
『仕方がないから、みんなが言えないことをお前に言ってやるよ。 お前はもうスターじゃない。スターはこの俺だ』
引用:新日本プロレス
新日本で最も人気が高いだろう内藤に対し『お前はもうスターじゃない』発言。
つまり、内藤の時代は既に終わっていると言いたいのでしょう。
両膝はボロボロ、視界は引退の危機に陥るほど深刻なものでした。
かつてほどの動きはできなくなってしまった内藤に対し、オスプレイの発言はある意味“現実を突き付けた”とも言えます。
恐らく、オスプレイの発言に内藤は噛み付くでしょう。
スターじゃない発言に噛み付くのか、それともUSヘビーのインターコンチネンタル構想に噛み付くのか…
東京ドーム大会の切符を賭けた闘いは、バックステージの舌戦でも熾烈を極めることになりそうです。