「合同戦略発表会2023」で明かされた10・9両国国技館大会の驚異的な視聴数

飛行船シアター【撮影:Koba】
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日本プロレスのYouTubeチャンネルでライブ配信された「新日本プロレス・STARDOM 合同戦略発表会 2023」。

後半の新日本プロレスのパートでは木谷オーナー、大張社長、棚橋弘至、マスター・ワト、海野翔太が登壇し、今後の戦略が発表されました。

 

ブジロードの中期経営計画で発表されていた通り、23年の売上は歴代2位を記録したそうです。

しかも過去最高の54億に迫る53億円。

来年は来場者増に力を入れ過去最高売上を越える目標を掲げており、今年以上の様々な仕掛けが期待できます。

 

歴代2位の売上を記録した原動力の一つとして、若手の台頭が挙げられるでしょう。

2010年代後半にデビューした選手が一気にトップ戦線に絡む活躍をしており、その勢いは留まることを知りません。

さらに現在野毛道場では多くの練習生がデビューに向け切磋琢磨しており、フジテレビで放送された「THE スピリット~闘魂レスラー発掘プロジェクト」に合格した3人も、誰一人脱落することなく練習に励んでいるそうです。

大張社長の口から今いる練習生の内、年内デビューの可能性も十分あり得ると発言がありました。

合わせて今いるヤングライオンの海外遠征の有無も気になるところです。

 

途中、木谷オーナーから新日本プロレスワールド(以下WORLD)の会員数において、気になる情報がありました。

コロナ禍前のWORLDの会員数の約4割は海外の契約者だったのに対し、コロナの影響でかなり減ったとのこと。

それでも万単位はいるとのことですが、具体的な数字は明かされませんでした。

 

一方でABEMAで試みた10・9両国国技館大会の独占生配信は、かなりの視聴数を記録したそうです。

その数なんと128万視聴数。

WORLDの会員数は10万以上と言われていますが、通常の配信では決して達成できない記録を達成したと言えます。

恐らく、初めてプロレスを見た方もいたことでしょう。

今回のABEMA配信がキッカケで多くの新規ファンが継続して見続けてくれることを願いたいです。

 

「合同戦略発表会 2023」と同日、新日本プロレスでは「WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム 第1弾対戦カード発表記者会見」が行われ、来年の東京ドーム大会のメインイベントがSANADAと内藤哲也のIWGP世界ヘビー級選手権に決定しました。

新日本の東京ドーム大会と同日の1月4日に、スターダムのTDCホール大会も発表され、両興行をハシゴ観戦できる時間帯での開催になることも併せて発表となっています。

 

さらに、来年はレッスルキングダムウィークと名付け、水道橋駅中心にプロレス興行を開催するとも報告されました。

様々な団体が1月上旬に水道橋周辺で大会が行われることになるでしょう。

折角なので、興行だけではなく選手絡みのイベント開催も期待したいところです。

 

最後に新日本プロレスとスターダムの合同興行「Historic X-Over 2」の開催も決定。

開催は来年とのことなので、詳細は乞うご期待といったところでしょう。

今年多くの団体間協業が行われた新日本プロレスですが、来年も国内外のプロレス団体とのコラボに期待が膨らむばかりです。