エル・デスペラードが誰かの“後出し”に『得すること自分だけ』と不快感を示す

エル・デスペラード【撮影:Koba】
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、新日本プロレスの木谷オーナーがこんな発言をX(旧Twitter)にポストしていました。

『この結果を真摯に受け止めなければならない』

 

木谷オーナーが呟いた『この結果』とは、ファンがX上で取ったアンケート結果のことで、その内容は6.9大阪城ホール大会「ドミニオン」のメインイベントはどの試合が相応しいかというものです

結果は、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の決勝戦が、圧倒的支持を獲得。

この結果に木谷オーナーは『真摯に受け止めなければならない』とポストしたのです。

 

このポストの3日後、新日本プロレスは「ドミニオン」のメインイベントはBOSJの決勝戦になったと発表しました。

IWGP世界ヘビー級選手権が同日にあるにも関わらず、ジュニアのカードがメインになることは異例のことです。

これは英断とも言える決断であり、ジュニアを愛するファンにとっては歓喜の瞬間だっと思います。

この時、木谷オーナーがファンの声に耳を傾け、オーナー判断でジュニアの試合をメインに据えたと思ったファンも少なくなかったことでしょう。

 

一方で、新日ジュニアの顔の一人であるエル・デスペラードは、開幕戦の時点でBOSJの決勝戦が「ドミニオン」のメインになることを聞いていたことを、国内メディアに明かしました。

デスペラードによると、BOSJ決勝戦がメインとなることは11日の開幕戦(千葉)の時点で出場選手に伝えられていたという。「新日本プロレスはお客さんが心配する前から決めてて、『メインに据えてるからね』って我々も開幕の段階で聞かされてたし。俺たちがギャーギャー言うこともなく。発表するタイミングを見計らってたってだけで、何でこのタイミングだったのかだけはちょっと分からないけど」。試合順は決して民意に左右されたものではなく、団体の判断によるものだったことになる

引用:東スポWEB

 

BOSJ開幕戦である5.11千葉大会で出場選手に伝えられていたということは、当然新日本の経営層だけではなく木谷オーナーも知っていたことでしょう。

観客動員やNJPW WORLD視聴数に影響をもたらす決断を、トップとされる人間が知らない訳はありません。

木谷オーナーの『この結果を真摯に受け止めなければならない』発言は5月15日であり、BOSJの決勝戦が出場選手に伝えられた4日後のポストになります。

なお、現時点で木谷オーナーからこのポストの説明はありません。

 

損すること人のせい、得すること自分だけ

 

ここからは関係がない別の話しです。

デスペラードが5月17日に、ある発言をXにポストしていました。

BOSJの決勝戦がメインイベントであることをメディアに明かした2日前、この様な“鬱憤”を吐き出しています。

 

みんなで決めていたことを『さも自分がやったかの様に言い出すとかね』と、誰かの“後出し”について言及。

どうして『得すること自分だけ』の手柄にしたがるのかと、疑問を投じています。

Xに捨て台詞を投下するほど、デスペラードにとって納得がいかない行為だったのでしょう。

 

最後にもう一つ、デスペラードの発言で気になる言葉がありました。

『損すること人のせい』

 

デスペラードが言う自分だけ得した人間が、どんな「損することを他人のせい」にしたのか…

そして、損した「他人」はどんな立場に追いやられているのか気になるところです。

もしその人が『得すること自分だけ』の手柄のように発言し、『損すること人のせい』に押し付け自分の立場を守っているなら、非常に残念なことです。

デスペラードの信頼を回復するには、素直に謝罪する勇気が必要かもしれません。