棚橋弘至がオカダカズチカに対し「あのヤロー」と唯一怒っている理由

棚橋弘至、オカダカズチカ【撮影:Koba】
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・11大阪大会でオカダカズチカと現時点でのラストマッチに臨んだ棚橋弘至。

この試合に対し特別な想いで臨んだ棚橋は、今週配信の「棚橋弘至のPodcastOff!」でオカダ戦について熱く語り尽くしました。

 

オカダの今後の挑戦を楽しみにしている一方で、一つだけ「あのヤロー」と怒っている事があることを明かしています。

確かに、オカダが“適任”という内容です。

棚橋『どうせ世界行くんだったら、世界でオカダカズチカ見せてきてくれと思うしね。どこに行くとしても。ただ、「あのヤロー」と僕が怒ってるのは…

真下『怒ってる!?』

棚橋『怒ってますよ!』

真下『何に怒ってるんだいと』

棚橋『聞いてくださいよ。世代闘争せずに行きやがった

真下『あぁ。そう言ってますよね』

棚橋『言ってますよ、いろんなとこで。誰が受け止めるんだいと』

真下『このね(笑)それこそ試合後のコメントでも言ってましたよ。レインメーカーは棚橋さんいてのことなので』

棚橋『あの言葉はね、そう言ってもらえるとね。そういう風にしてプロレスの歴史は紡がれていくんだなと改めて思ったんですけど』

真下『それと同じことをホントはやって欲しかったと』

棚橋『歴史の繰り返しなんですけど、いないじゃないかと

真下『これはやっぱり、じゃあもう一回。もう一回、もう一回と。これも活きのいいのいますから。ばぁーっと、いっぱい待っていますから。「ちょっとオカダさんいないんでイイっすか」みたいな』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

2012年の東京ドーム大会で凱旋帰国を果たし、同日のメインイベントで行われたIWGPヘビー級選手権後に棚橋に対し挑戦表明をしたオカダ。

棚橋とオカダの抗争はここから始まっており、“世代闘争”という大きなテーマの始まりでもありました。

近年、多くの若手レスラーが凱旋帰国を果たし、会社側もプッシュし、海野翔太、成田蓮、辻陽太に「令和闘魂三銃士」と命名しています。

この3人以外にも同世代のレスラーは複数人いますが、これまで同年代の闘争はあっても世代間闘争には発展していませんでした。

オカダ対「令和闘魂三銃士」世代の闘争は、盛り上がること間違いなしの大きなテーマになりそうでしたが…

残念ながらどれも実現せず、オカダ退団となってしまいました。

 

オカダを軸とした世代闘争は、再び大きなムーブメントを巻き起こせる可能性があると思っていたのでしょう。

世代闘争にはメインメーカーショックのようなムーブメントを作る可能性を秘めています。

12年前、オカダが新世代代表として長年団体を支えてきた棚橋に挑んだように、オカダに逆の役割を担って欲しかったのでしょう。

『怒っている』と表現したものの、逆の立場になったオカダの世代闘争を見たかったというのが本音なんだと思います。

 

一方で今のIWGP世界ヘビー級王者は内藤哲也なので、内藤に向かっていけば良いとも口にしました。

内藤と新世代の闘争も確実に化学反応を起こすことでしょう。

国籍問わず新世代のレスラーは数多くいます。

まだNEW JAPAN CUP出場選手は発表となっていませんが、どの世代のレスラーが優勝するかも注目の大会となりそうです。