新日本アメリカ大会「Resurgence」で組まれた2つの謎シングルマッチ

ジョン・モクスリー、ザック・セイバーJr.【撮影:Koba】
国内プロレスニュース




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インイベントにIWGP世界ヘビー級選手権が組まれたオンタリオ大会「Resurgence」は、日本時間の5月12日午前11時からPPV配信されます。

新日本プロレスの公式サイトも復旧(一部閲覧不可有り)し改めて対戦カードを見ると、“なぜ”と思わせる2つのシングルマッチが目に付きます。

1つは久しぶりに新日本参戦のリオ・ラッシュが、先日のシカゴ大会で高橋ヒロムを破ったムスタファ・アリと闘います。

 

ベスト・オブ・スーパージュニア出場(以下BOSJ)を願っていた2人の注目のシングルマッチですが、なぜか第0試合で行われます。

日米のファンが喜びそうなドリームマッチの実現ですが、そもそもこのタイミングで実現する必要があったのでしょうか。

第0試合でも組む必要があったということは、勝者はなんらかのアクションを準備しているのかもしれません。

例えばドミニオンへの参戦表明や、NEVER無差別級次期チャレンジャーに立候補なんて可能性も考えられます。

 

もう一つは第6試合で組まれた棚橋弘至とザック・セイバーJr.のスペシャルシングルマッチです。

先日の「レスリングどんたく」のNJPW WORLD認定TV王座戦でザックが棚橋とのシングルを要望して実現したカードですが、こんなにもすぐ組んだ理由がなんなのかは疑問です。

オンタリオ大会では棚橋対ザック戦の後、4つのタイトルマッチが組まれています。

単純に考えれば、勝者は4つのどれかのタイトルに挑戦する可能性が考えられるでしょう。

特にザックは今年こそIWGP世界ヘビーを初戴冠すると豪語しています。

 

一方でモクスリーも因縁に決着をつけたい相手がいます。

2020年2月9日の大阪城ホール大会で行われたIWGP USヘビー級選手権のあと、当時タイトルを防衛したジョン・モクスリーはザックに急襲されました。

この後、コロナ禍に突入し2人のタイトルマッチは実現しませんでしたが、あと時のザックの襲撃は忘れてはいないでしょう。

 

仮にオンタリオ大会のメインイベントで海野翔太から防衛を果たした場合、モクスリーからザックを呼ぶ可能性が高いのではないでしょうか。

もしそうなれば、ザックにとっても願ってもないチャンスでしょう。

モクスリーvs海野、棚橋vsザックの試合結果次第では、6月のドミニオンで4年越しの因縁の対決が実現するかもしれません。

 

【お知らせ】

今週末の千葉大会で開幕するBOSJの星取表を作成しました。

新日本の公式サイトは復旧しましたが、有料ページの閲覧やサイト自体まだ不安定な状態なので、試合後の星取表を確認したい方はこちらもご利用ください。

公式戦が行われた日中に更新をする予定です。