今夏のG1クライマックスの本戦18枠から漏れるだろう当落線上の選手

日本武道館【撮影:Koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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想通り大阪城ホール大会「DOMINION」で今年のG1クライマックスの情報が解禁になりました。

例年通りならエントリー選手が発表となるところですが、恐らくベスト・オブ・スーパージュニア(以下BOSJ)の優勝決定戦を闘う2人に配慮したのでしょう。

これから過酷なシリーズの勝者を決める闘いの前に、G1のことで話題騒然になっても困ります。

高橋ヒロム的に言えば『遠慮』したということであり、ジュニアの闘いに集中させたかったということです。

 

BOSJの余韻に浸りたいところですが、1週間後の6.19北海きたえーる大会でG1エントリー選手が発表になります。

今年のG1は久しぶりの2ブロック制に戻り、エントリー選手も20人。

公式戦の時間は30分に戻され、リーグ戦の上位3人が決勝トーナメントに進出します。

つまり、6人による決勝トーナメントにより今年の覇者が決まるというレギュレーションです。

 

6人による決勝トーナメントは新しい試みですが、もう一つの新しい試みが「出場者決定トーナメント」の開催です。

新日本プロレス公式サイトの説明は以下の通りです。

Aブロックの“1枠”、Bブロックの“1枠”をかけた「出場者決定トーナメント」(各10選手参加)が実現。トーナメントの勝者が『G1』出場権を獲得できる。

引用:新日本プロレス

※「出場者決定トーナメント」に各10選手参加は見間違いか訂正前の情報だったようです

 

AブロックとBブロックの1枠を決めるトーナメントがそれぞれ行われ、各トーナメントに10選手が参加となります。

ただし、「出場者決定トーナメント」は一回戦、準決勝戦、決勝戦の3回しか行われません。

つまり、10人の変則トーナメントになり、どこかのタイミングで3WAYによる試合が組まれそうです

 

なお、昨年は過去最多の32選手がエントリーとなりました。

単純計算で昨年のエントリーから12選手が外れる計算になります。

まずは、今年出場しないだろうと思われる選手をピックアップしてみます。

◾︎清宮海斗(NOAH)

◾︎オカダカズチカ(AEW)

◾︎タンガ・ロア(WWE)

◾︎ウィル・オスプレイ (AEW)

◾︎タマ・トンガ(WWE)

◾︎エディ・キングストン(AEW)

◾︎アレックス・コグリン

 

AEWやWWE所属選手を除外すると7名減りました。

これで昨年エントリーされた32人から7人引くと25人。

条件なく本戦に進める選手が18人なので、昨年G1に出場し今夏のG1に出場できない新日本プロレス所属選手は「25ー18=7」

最低でも昨年出場した中から7選手は「出場者決定トーナメント」からのスタートになることが予想できます

どういう基準で本戦18選手が決まり、「出場者決定トーナメント」にエントリーされるかは分かりませんが、昨年成績が影響受ける可能性はありそうです。

以下は昨年の成績を下位から並べた一覧になります。

【勝点4】(6人)

チェーズ・オーエンズ、YOSHI-HASHI、石井智宏、マイキー・ニコルス、HENARE、矢野通

【勝点5】(2人)

ゲイブ・キッド、シェイン・ヘイスト

 

【勝点6以上】(他団体所属選手は除く)

SANADA、海野翔太、成田蓮、辻陽太、ヒクレオ、ELP、タイチ、グレート・オーカーン、KENTA、鷹木信悟、デビッド・フィンレー、EVIL、棚橋弘至、後藤洋央紀、内藤哲也、ザック・セイバーJr.、ジェフ・コブ(以上17選手

 

成績通り本戦から外れるかどうか分かりませんが、18人という枠がいかに狭き門か分かる今夏のG1クライマックス。

昨年成績が振るわなかった【勝点5】と【勝点4】の選手が本戦から外れるかどうかは分かりませんが、他団体からのゲストもエントリーに含まれると思うと当落線上にいると思われます。

これで今夏の真夏の祭典が、G1常連選手や新世代と言われる若手選手が本戦枠から外れるシビアな闘いになることが分かりました。

果たしてどのレスラーが本戦18枠に入り、どのレスラーが予選会となる「出場者決定トーナメント」の20人にエントリーするのか…