前回のブログで書き漏れたことが1つあるので、改めて記事にしました。
それは…
内藤哲也のゴッチ式パイルドライバーは失敗だったのか?
そもそもプロレスラーではない私が、プロレス技のことについてあれこれ言うのもナンセンスかもしれません。
また、レスラーに怒られるかもしれません。
しかし、別府大会の鈴木みのる戦で内藤が見せた“ゴッチ式パイルドライバーみたいなもの”の賛否があるようなので、個人的な見解を述べたいと思います。
あくまで個人の見解であり、プロレス初心者の方が腑に落ちれば良いなと思ったので記事にしました。
まず、内藤のゴッチ式に至った経緯からお話しします。(あくまで憶測)
昨日のブログでも記載したように、別府大会の一戦は4月の熊本大会と同じような展開になりました。
それは、鈴木みのるが全力で内藤を潰そうとするから、あういう試合になったんだと思います。
勿論、1年後再び闘ったらどうなるかは分かりません。
鈴木みのるという選手は、常に今が一番強い男です。
来年はもっと進化した強さを魅せてくれるでしょう。
話しは脱線しましたが、熊本大会と似たような展開になるのは、闘う両者も試合が開始してから気付いたはずです。
そこで、前回の試合以上の恐怖を与えようと思い実行したのが、断崖式のテーブル攻撃です。
残念ながら仕掛けたみのるがくらってしまう羽目になりましたが、あれだけテーブルが曲がってしまったインパクトはあったんじゃないかと思っています。
そして、内藤も同様に普段殆どしない掟破りを仕掛けます。
それがゴッチ式パイルドライバー
左の写真の通り、最初はちゃんとパイルドライバーの形になっています。
つまり、ちゃんとみのるの頭を両膝で挟んでいるということ。
しかし、腕のロックをゴッチ式に移行した時に態勢が崩れてしまいました。
何故でしょう?
それは、執拗に攻められた膝でバランスが取れなくてなり、無意識に足を開いてしまった。
そして、技を繰り出した瞬間、頭から落ちず背中から落ちゴッチ式のパワーボムのような形になってしまいました。
なぜ、内藤はゴッチ式を失敗したのか?
あれは内藤の失敗ではなく、鈴木みのるのが回避したと捉えています。
なぜ、みのる自ら背中で落ちたのか?
試合を見ていた時は、掟破りをさせない為にみのるが回避したと思いましたが、それならそもそも最初から抵抗したはずです。
つまり…
頭が挟まっていない状態でゴッチ式パイルドライバーを食らうのは、危険だと判断したから
ケガの恐れがあると判断したみのるが、身体を起こし背中から落ちたのではないでしょうか。
この危機管理能力と運動神経が、近年怪我なくレスラーを続けられている、鈴木みのるの凄さだと思います。
さて、私の説明で腑に落ちたでしょうか?
あれを内藤の失敗と捉えるかどうかは、見る側の自由だと思います。
それでも、この考察に1人でも腑に落ちた方がいれば私は満足です。