2年半前のアクシデント!?終わらないケニーと棚橋の舌戦

出典:新日本プロレスリング:HP
雑感




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1・4東京ドームカード第一弾として発表されたIWGPヘビー級選手権。

 

ケニー・オメガ vs 棚橋弘至

 

1時間に渡る記者会見は、互いのプロレス観が交錯し1・4に向けて緊張感しかない闘いの火蓋が繰り広げられました。

 

明日から始まるシリーズにケニーは出場しないことから、当面は両者の舌戦は一時休戦と思われたが、そのケニーから棚橋へこんなメッセージが届きました。

 

『もしあの時のように1週間前とかに欠場したら、ファンの落胆は計り知れない』

引用:東スポWEB

 

これは東スポWEBでの、ケニーへのインタビューです。

 

“あの時”とは2年前の6月、棚橋と闘う予定だったドミニオンでのインターコンチネンタル選手権。

そのインタビューにはその時のことを、こう記されている。

 

『そこで頭をよぎるのが、2年半前のアクシデントだ。

2016年6月の大阪大会ではケニーが保持するIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦が決まっていた棚橋が、決戦直前に負傷。

大会に穴をあけた

引用:東スポWEB

 

恐らくケニーの気持ちを代弁した記者がこのような書き方をしているが、真実とは異なります。

近年右肩上がりでファンを増やす新日本において、2年前のの事件を知らない方も多いでしょう。

つまり、2年前の負傷はアクシデントではなく事件だったということ。

 

その事件は、5・21後楽園ホールの第3試合で起きました。

8人タッグで行われた棚橋とケニーの前哨戦1ラウンド。

次期としてはベストオブザスーパージュニア(以下BOSJ)のシリーズでしたが、二人にとってはインターコンチネンタル選手権の前哨戦でした。

14日間に及ぶBOSJと同時に行われる前哨戦。

そして事件はBOSJシリーズの初戦で起きました。

 

試合後パートナーへの仕打ちを止めないケニーへ、棚橋が救出にリング上がります。

しかし、返り討ちにしたケニーは、あろうことかラダーで棚橋の腕を粉砕。

出典:新日本プロレスリング:HP

 

下敷きになった腕にパイプ椅子攻撃。

更にはストンピングまで…

当時リアルタイムで見ていた私も、さすがにヤバいと思いました。

ヤバいとは勿論、棚橋の腕が無傷ではないだろうとのこと。

 

そのあとすぐ、林リングドクターと三澤トレーナーが駆けつけ、棚橋は担架で運ばれました。

結果、残り13試合の前哨戦を欠場することになった棚橋。

 

翌月のドミニオンでは代役として登場したマイケル・エルガンがケニーとのラダーマッチを制し、ケニーはインターコンチのベルトを失うことになりました。

 

 

これが2年前の真実。

誤解がないように言いますが、この件に対してケニーの発言を否定したい訳でも、東スポwebの記事を訂正したい訳でもありません。

私はあの後楽園ホールの事件が始まりだと思っています。

棚橋がケニーのプロレスを嫌いになった…

 

パワーストラグルから始まる前哨戦はどうなるのか?

ケニーは棚橋の怪我を心配するような発言をしていますが、棚橋もこの件に関してなんらかの反論をすることでしょう。

もしかしたら、前哨戦でラダーが飛び出す展開になるかもしれません。

1・4東京ドームの一戦こそ、世界が注目する歴史的一戦になるのはずです…