『CMLL FANTASTICA MANI 2019』でのKUSHIDAとタイチのやり取りに、胸が熱くなった方も多かったことでしょう。
タイチ「(KUSHIDAに)どこぞの馬の骨かわかんないヤツがよ、拾ってもらってよ、こんなところに。それがクソぶっかけてやめるってか。その程度だ、お前は。まあいいよ。そのうち食いっぷちに困ったら、俺に言ってこいよ。タカタイチ興行、第1試合で使ってやるよ」https://t.co/JfIdxfL1hL#njcmll pic.twitter.com/Nnr7d8aZky
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 14, 2019
KUSHIDA『タイチ、この野郎。ジュニアで結果残せなかった男が、ヘビー級へ行ってベルト獲れるわけないだろ。
そう、ヘビー級へ行って寂しかったよ。
でも、うれしかったよ。NEVER(無差別級)のベルト獲って、ジュニアとタイトルマッチするんだろ?
約束は守れよ。しっかりチェックしとくから』
タイチ『それとテメェ、KUSHIDA、この野郎。
ふざけた野郎だな。テメェみたいな、どこぞの馬の骨かわかんないヤツがよ、拾ってもらってよ、こんなところに。
それがクソぶっかけてやめるってか。その程度だ、お前は。
まあいいよ。そのうち、食いっぷちに困ったら、俺に言ってこいよ。タカタイチ興行、第1試合で使ってやるよ。
俺は優しいからな』
引用:新日本プロレス
KUSHIDAの言うタイチがヘビー級に行って寂しかったけど嬉しかったというのは、どういう意味なのか。
それは、なかなか主役になれないジュニアヘビー級を、NEVERの挑戦者としてジュニアを指名すると言った唯一の男だから。
かつてKUSHIDAがNEVER無差別級のベルトに挑戦したのが、2014年の4月。
そこから先日の1・4東京ドームでの飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイまで、一度もNEVERでヘビー対ジュニアのタイトルマッチが行われることはありませんでした。
無差別級という冠が付いているのにです。
今現在はジュニアであるオスプレイが、ベルトを保持しています。
『そして一つ、何が証明できたかといえば、もちろん、ジュニアヘビー級の俺がヘビー級の相手と戦えるということだ。
俺こそが世界で戦える男なんだ。
俺は世界中のヘビー級の強い選手と戦ってみたい。
それは日本だけとは限らない。ROH、レボリューション、どこでもいい。いろんなものを見てみたい。世界を見てみたいんだ』
引用:新日本プロレス
ジュニアヘビー級と公言するオスプレイが、ヘビー級の選手と闘う。
今まで実現しなかったカードが実現し、飯伏戦同様どの試合もドリームマッチに化けることでしょう。
私もオスプレイの防衛ロードは楽しみで仕方ありません。
しかし、KUSHIDAが言っていることとは少し違います。
オスプレイがNEVERの防衛戦をしても、注目されるのは“ジュニア”ではなくオスプレイ本人。
逆にタイチがNEVERのベルトを保持し、宣言通りジュニア戦士を指名すれば、注目されるのはタイチと“ジュニアヘビー級”。
だから、KUSHIDAはタイチの発言に期待しているんだと思います。
勿論、有言実行してもらうために。
もしかしたらKUSHIDAは、タイチが今でもジュニアの誇りを背負って闘っていると、信じているのかもしれません。
今現在タイチは、内藤哲也が持つIWGPインターコンチネンタルのベルトに挑戦が決まっています。
恐らくあの手この手を使って、内藤からベルトを奪いにかかるでしょう。
それでも、今回は内藤の勝利を願います。
理由は1つ。
タイチがオスプレイへリマッチしてもらうため
幻と終わったタイチのジュニア戦士との防衛ロードを、願わくば見てみたいと思っています。
KUSHIDAは叶わなかった夢を、タイチに託したのかもしれません。
KUSHIDA「タイチ、この野郎。ジュニアで結果残せなかった男がヘビー級へ行ってベルト獲れるわけないだろ。そうヘビー級へ行って寂しかったよ。でも嬉しかったよ。NEVERのベルト獲ってジュニアとタイトルマッチするんだろ?約束は守れよ。しっかりチェックしとくから」https://t.co/JfIdxfL1hL#njcmll pic.twitter.com/Xotl33yowS
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 14, 2019
BOSJ以外にジュニアがビッグマッチのメインを飾るには、まだまだ底上げが必要です。
これはジュニアがヘビーを凌駕して欲しいという意味ではありません。
ジュニアにもっとスポットライトを浴びせて欲しいという願いです。
私はタイチが紡ぐ“ジュニアとのドラマ”が実現することを、信じて待ちたいと思います。