年内最終戦でSHOとBUSHIに期待すること。東京ドーム大会出場の為に

SHO【撮影:koba】
“独り言考察”




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日本プロレスの2020年の興行も、本日で最終日を迎えます。

ダブルドームの成功から始まった新たな1年でしたが、世界的なパンデミックで3月以降のスケジュールは中止という未曽有の危機に陥りました。

それでも6月15日に無観客大会をスタートさせると、ソーシャルディスタンスを保ちながらも有観客大会を再開させることに成功。

未だに各会場は半分程度のキャパシティーでしか観客を入れることができませんが、大会数自体は例年並みに戻ったのではないでしょうか。

 

2年連続となる東京ドーム大会2DAYSも決まり、両日合わせて9試合が発表されています。

残る対戦カードも本日の「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール大会の結果で決まるでしょう。

▪第1試合

マスター・ワト&田口隆祐&タイガーマスク vs ゲイブリエル・キッド&上村優也&辻陽太

▪第2試合

高橋ヒロム&鷹木信悟&SANADA vs 石森太二&ディック東郷&EVIL

▪第3試合「KOPW2020」争奪戦 ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ

矢野通 vs バッドラック・ファレ

▪第4試合

トーア・ヘナーレ&ジュース・ロビンソン vs ジェイ・ホワイト&KENTA

▪第5試合

本間朋晃&棚橋弘至&オカダカズチカ vs ジェフ・コブ&グレートーOーカーン&ウィル・オスプレイ

▪第6試合

SHO&飯伏幸太 vs BUSHI&内藤哲也

 

Road to TOKYO DOME」後楽園ホール大会最終日の楽しみと言えば、メインイベントの試合終了後にリングに舞い降る幻想的な雪景色です

今年のメインは内藤哲也と飯伏幸太の二冠前哨戦が組まれました。

勝者のみが雪が舞う聖地でマイクアピールをすることが許されます。

この幻想的な雰囲気で年内最後の興行の主役になれるのは、内藤か、飯伏か…

 

二冠戦の前哨戦に注目が集まるメインイベントですが、個人的に期待しているのはSHOとBUSHIのマッチアップです

12・11日本武道館大会で高橋ヒロムとエル・デスペラードがメインイベントを務めたことは記憶に新しいでしょう。

WORLD TAG LEAGUEの優勝決定戦を差し置いて、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)がメインを飾りました。

これはジュニアがビッグマッチのメインを務めるたという快挙であり、ジュニア戦士の活躍が目覚ましくなっているという証拠でもあります。

 

しかし、来年の東京ドーム大会で組まれたジュニアの試合は2試合だけ

ヘビーに比べタイトルの数が少なく選手層も厚くないのが理由に挙げられますが、9試合中7試合がヘビーの試合というのは寂しいものがあります。

ジュニアの熱い闘いを年間最大の興行でもっと見たいと思うファンもいるでしょう。

だから今夜の「Road to TOKYO DOME」後楽園ホール大会で、SHOとBUSHIが火花をちらす熱い闘いになることを期待しています

 

現実的にジュニアのスペシャルシングルマッチが東京ドーム大会に追加されることは、淡い期待でしかないでしょう。

それでもBOSJで好成績を残し、シングルプレイヤーとし確固たる地位を確立したSHOの試合が組まれないのは勿体ないと思ってしまいます。

BOSJのリーグ最終戦で石森太二に敗北し、何度も悔しいと口にしました。

石森に勝っていれば、優勝決定戦に進出したのはヒロムに直接対決で勝利しているSHOです。

根に持つタイプと自ら口にするSHOが、日本武道館の決勝に進めなかった分、東京ドーム大会でその鬱憤を晴らしたいと思っていても不思議ではありません

ジュニアのトップであるヒロムと同列とも言える結果とインパクトを残したSHOは、東京ドームで試合が組まれるべき選手でしょう

 

対するBUSHIもSHOの台頭に悔しい想いをしているはずです。

BOSJの開幕戦でSHOに敗戦を喫したBUSHIですが、この屈辱を忘れているはずはないでしょう。

試合後、『田中、今日の負け、絶対忘れないからな』と言い放ちました

あの負けの屈辱を晴らすには、本日のメインイベントは格好の舞台です。

 

私の淡い期待は、BUSHIがコロナ禍で封印いている毒霧を本日の試合で解禁すること。

お互いシングルマッチを主張すること。

そして、SHOとBUSHIのスペシャルシングルマッチが東京ドーム大会で組まれることを願っています

その為にも、今夜のメインは2人とも負けるわけにはいかないのです

 

新日本プロレスは本日14時に、『WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』の第2弾記者会見を行うとアナウンスしました。

 

IWGPジュニアタッグ選手権とIWGP USヘビー級選手権が組まれる可能性が高いでしょう。

恐らく、この2試合だけ発表になり全対戦カードが発表になるわけではないと思っています。

 

第3弾記者会見で食い込む為にも、年内最後のメインイベントに選ばれたSHOとBUSHIににジュニアの意地を見せてもらいたいと思っています。

今の環境に満足しているはずはないでしょう。

二冠戦最後の前哨戦に花を持たす為に出場するのではないということを、ジュニアがリーグ戦で盛り上げた熱狂をドームで再燃させる為にも、2人の自己主張に期待しています