ファンの疑問はこの1点に集中していることでしょう。
『なぜ優勝決定戦を決める大事な公式戦の邪魔をしたのか』
後楽園ホール大会でのバックステージで、ウィル・オスプレイのIWGPジュニアヘビー級のベルトに、挑戦表明していたBUSHI。
そして、その挑戦表明を受諾したオスプレイはスーパージュニアタッグリーグを優勝した後にと約束していました。
その答えに満足しなかったのかBUSHIの答えは…
『それなら俺にも考えがある』
このコメントを読んだ多くのファンは11・1大阪大会か11・3大阪大会のどちらかで、BUSHIが毒霧を吹きかけ挑戦表明するだろうと思っていたことでしょう。
結果、昨日の公式戦の最中に放った毒霧が、オスプレイ&ロビー組の敗北に間接的に繋がりました。
★第6試合
「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019」公式戦
同率2位のオスプレイ&イーグルスとデスペラード&金丸が激突!!
しかし、予想外の展開が…!?
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 1, 2019
恐らくこのBUSHIの行動には、賛否両論意見が分かれることでしょう。
オスプレイ&ロビー組の決勝戦進出を邪魔したという批判的な意見と、制御不能なBUSHIを取り戻しつつあるという肯定派の意見。
そもそも、なぜこのタイミングで乱入が必要だったのでしょう?
新日本プロレスの年内のビッグマッチは、明日行われる「POWER STRUGGLE」大阪大会のみ。
どうしてもこの日まで、オスプレイとIWGPジュニアヘビー級選手権を行いたい理由があったのではないでしょうか。
元々は欠場中の髙橋ヒロムが巻いていたジュニアの至宝。
欠場を理由にベルト返上となってしまいましたが、そのベルトの新王者を決める闘いがIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントでした。
そのトーナメントに参加した選手は、直近でジュニアのベルトを巻いていた4人。
KUSHIDA、マーティー・スカル、ウィル・オスプレイ、BUSHI。
結果、BUSHIもオスプレイもトーナメント初戦で負けてしまいましたが、あのトーナメントこそが髙橋ヒロムが復帰するまでチャンピオンに相応しいーナメントだったと思っています。
今では初戦で負けたKUSHIDAは新日本を退団し、マーティー・スカルは今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア以降、新日マットには上がっていません。
BUSHIにとって敗北した過去のトーナメントは、無効にしたいと思っているのではないでしょうか。
もしかしたら、今回のオスプレイへの挑戦は…
IWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントの再試合
以前、BUSHIは昨年のトーナメントに挑戦する前、こんなコメントを残しています。
『ベルトを取って、ヒロムが帰って来るまで守り続けたい』
いつでも復帰できる状態まで回復しているというヒロムは、最高のタイミングでの復帰を狙っていることでしょう。
いつでも復帰できる状態ということになります。
だから、どんな手を使ってでもヒロムが復帰するまでにオスプレイのベルトに挑戦したかった。
そして、このタイトルマッチこそがIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメント決勝戦にしたいと思っているのかもしれません。
十中八九、明日行われる「POWER STRUGGLE」でオスプレイとBUSHIのタイトルマッチが組まれることでしょう。
他のジュニア選手になんと言われようと、BUSHIは最後の賭けに出たんだと思います。
結果、金丸&デスペラード組の試合でオスプレイに毒霧を吐いたのは正解だったと思っています。
バックステージでBUSHIを揶揄するようなコメントをしていましたが、明日の大阪大会ではスーパージュニアタッグリーグ決勝戦が控えているため、本番は邪魔されることがありません。
思う存分オスプレイとタイトルマッチが闘えることでしょう。
BUSHIの介入で、『Jr. TAG』公式戦を“破壊”されたオスプレイの怒りが大爆発!
「オマエは重大な間違いを犯した」
「この代償は大きいぞ!」
「オーサカで挑戦を受けてやる。2日で準備しろ!」☆11.1大阪大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/iGCbQaqfau#njpw #njpst pic.twitter.com/KKSQjrySF7
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もしかしたらEVIL欠場で代打出場した時から、オスプレイへの挑戦を考えていたのかもしれません。
遂に「ヒロムが帰って来るまで守り続けたい」という約束を果たす時がきました。
武士に二言はないでしょう。