なぜ、WORLD TAG LEAGUE(以下WTL)の出場チームは発表されなかったのか?
発表されなかった理由は、サプライズ選出があるからではないでしょうか。
恐らく、新日本プロレスに縁のある外国人レスラーがエントリーされるんだと思います。
昨日の記者会見でベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの出場チームが発表となりましたが、昨年より2枠増えて12選手のエントリーでした。
つまり、WTLの出場チームも12選手になるはずです。
サプライズがあったとしても、何組も外国人チームが参戦できるわけではないでしょう。
海外からのエントリーというサプライズがあるという前提の下、そもそもなぜこのタイミングで外国人選手の出場を発表できなかったのかについて整理したいと思います。
11月8日から始まった入国制限緩和の中身
以前の記事で伝えた通り、日本に入国後の隔離期間が3日になり、条件付きで新規入国が可能となりました。(いずれもビジネス目的の入国の場合)
ただし、今まで以上に入国手続きのハードルが上がったことも事実です。
まずは水際対策の見直しについて確認したいと思います。
ここからはちょっとお堅い内容になりますが、お付き合いください。
【見直しの考え方】 ①基本的対処方針(令和3年9月9日)において、「国内外でワクチンの接種が進む中においては、ワクチンの有効性等も踏まえ、行動管理や検査も組み合わせた入国者への管理措置等を講ずるなど水際措置の段階的な見直しに取り組む」とされていること ②経済界などから水際対策の緩和に向けた要望があること 等を踏まえ、11月8日より、下記の措置を実施する。【措置の概要】 ①ワクチン接種者に対する入国後の行動制限の見直し 企業等の受入責任者の管理の下で、ワクチン接種者(非指定国·地域又は3日待機指定国·地域から入国する者に限る)に対して、3日目検査を行った上で、入国後4日目から活動計画書(受入企業が作成し、業所管省庁が審査)に沿った活動を認める。 ▪︎自宅等待機10日➡︎自宅等待機3日(検査)+ 行動管理7日 ②外国人の新規入国制限の見直し 引用:内閣官房内閣広報室 |
大前提として、ワクチン接種済みであること、出国前に検査で陰性判定が受けていることを条件に、入国の際以下の書類提出が求められるそうです。(日本人の帰国でもこれだけ必要)
1.申請書 2.誓約書 3.活動計画書 4.入国者リスト 5.入国者のパスポートの写し 6.入国者のワクチン接種証明書(写) |
受け入れする企業の全面バックアップが前提として、この中でも厄介なのが「活動計画書」。
隔離後の4日目から10日までの活動計画書で、入国前の承認が必要になるそうです。
業種によって承認官庁が異なるため、受け入れ企業の作業負担は迅速かつ正確な情報が求められます。
全ての情報が承認され、隔離期間後の検査に合格して晴れて日本での行動が可能になる(活動報告書通り)という訳です。
1人の入国でも何人かのスタッフが常時一緒に行動する必要が出てくるでしょう。
外国人レスラーの入国に慣れている新日本プロレスでも、大変な作業になることが予想されます。
詳しくはこちらも併せてご覧ください。
タッグリーグ出場チーム発表はいつなら可能なのか?
新たなルールでの新規外国人の入国がこれほど手間ならば、多くのサプライズは見込めないでしょう。
3日間の隔離期間後、PCR検査や抗体検査などの検査の結果を待って、日本での活動が許可されます。
仮に11月8日に来日できていたならば、最短でも11日(木)に日本での活動が可能になるということです。
WTL出場チーム発表は、早くても11日以降となるでしょう。
もしかしたら、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの開幕戦である後楽園ホール大会かもしれません。
ファンにとってはギリギリの発表でチケット購入も迷ってしまうかもしれませんが、サプライズ選出があると期待して楽しみに待ちたいと思います。