日本時間の5月13日AM9時から配信されたAEW「ダイナマイト」で、ジョン・モクスリーが永田裕志相手にIWGP USヘビー級王座を見事防衛。
これで初代王者のケニー・オメガの最多防衛記録4回に並びました。
成田を引き連れ挑戦者永田裕志の登場
フロリダ州ジャクソンビルから生放送されたダイナマイトは、番組冒頭からUSヘビーのタイトルマッチが行われたとのこと。
控室からから永田が入場するシーンが映し出されると、セコンドにはLA道場で武者修行中の成田蓮を引き連れて登場。
Making his first TNT appearance in 23 years: @nagata769 #AEWDynamite pic.twitter.com/4ZdbQkdkda
— All Elite Wrestling on TNT (@AEWonTNT) May 13, 2021
新日本プロレス所属レスラーもしてはKENTAに次いで2人目のAEWデビューとなりました。
NJPW STRONGでもコンディションの良さを見せた永田は、この日もモクスリーをコーナートップに抱え上げると雪崩式エクスプロイダーを炸裂。
FROM THE TOP ROPE! Not enough to hold @jonmoxley down #AEWDynamite pic.twitter.com/IMzEP0PoIf
— All Elite Wrestling on TNT (@AEWonTNT) May 13, 2021
得意の白目式腕固めも飛び出しましたが、結果は残念ながら敗北。
試合後は王者モクスリーがリスペクトから座礼をすると、永田も座礼でお返し。
両者ノーサイドで称え合う素晴らしい光景を目の当たりにすることができました。
Respect. #AEWDynamite pic.twitter.com/3csekbx2Ri
— All Elite Wrestling (@AEW) May 13, 2021
試合の詳細は新日本プロレス公式サイトでご覧になれます。
恐らく後日、NJPW WORLDでも配信されるでしょう。
「IWGP USヘビー級選手権 ジョン・モクスリー vs 永田裕志」
USヘビーの次の挑戦者は…
結果的に日本で興行が中止している最中に配信された永田の挑戦は、明るいニュースとなりました。
残念ながらベルト奪取とはなりませんでしたが、まだまだ健在振りをアピールする結果となったのではないでしょうか。
前回のKENTA戦と今回の永田戦で、USヘビーのタイトルマッチがNJPW STRONGでもAEWでもどちらでも実施可能という選択肢ができました。
次のタイトルマッチに勝利すれば、最多防衛記録を更新するという大事な試合です。
熱が冷めない内に挑戦者が現れて欲しいと思うファンは私だけではないでしょう。
日本では5月の残りの大会が開催されるかどうかは不透明です。
しからば、永田に引き続きUSヘビーに挑戦したい選手がアメリカに渡り、モクスリーに挑戦するのも“アリ”なのではないでしょうか。
モクスリーに勝利している荒武者
2大スタジアム大会の延期を発表した新日本プロレスは、この期間を選手の休養に充てるとアナウンスしています。
感染の再発防止や体調を整える上でも大事な期間です。
ただし、他の選手より早くオフになった選手の中には、そろそろ試合がしたいと思っている選手がいるかもしれません。
4・20後楽園ホール大会でNEVER無差別級6人タッグ選手権を闘った石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHIの3人はこの日を最後に既にオフに入っています。
中でも石井と後藤は2019年のG1クライマックスでモクスリーと闘っており、チャンスがあるならUSヘビーのベルトに挑戦したいと思っているでしょう。
石井はG1でモクスリーを敗れ、後藤はモクスリーに勝利しています。
特にモクスリーの口から後藤の名が出ても、なんら不思議ではありません。
日本で試合ができなくても海外でタイトルマッチができるのなら、ビッグチャンス到来です。
大会再開はいつからか?待てどもアナウンスはなく…
優先すべきは選手の休養ですが、試合開催が不透明な時期でのタイトルマッチ決定のアナウンスは、多くのファンにとって吉報となるでしょう。
しかし、新日本からは次回大会開催のアナウンスはなく、大会に変わるコンテンツ(テレプロレスリングやトーショピ)の発信もありません。
何も情報がないのは正直不安です。
当たり前に存在していたプロレスは今はありません。
再開もいつからかは分かりません。
選手の安否を気にしつつ、我慢の日々は続くばかりです。
来週こそは“グッドニュース”に期待しつつ、今後も自給自足の発信を続けたいと思います。