SNSでは賛否両論!?週プロの表紙がSHOだったことの感想

SHO【撮影:koba】
雑感




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第1印象は『遂にSHO選手が週刊プロレスの表紙に単独で起用された!』でした。

国内唯一のプロレス週刊誌の表紙起用は、念願でありトップレスラーの仲間入りとも言える快挙だと思います。

特に選手層の熱い新日本プロレスにおいて、余程のインパクトと結果を残さない限り、1人で表紙を飾ることは困難です。

それだけの試合をし、話題性もあり、SHOが表紙を飾ったことに異論はありません。

SHOの初となる表紙起用に、違和感なく祝福した自分がいました。

 

表紙に起用されなかったGLEAT

 

一方、冷静に考えればSHOが勝利した相手はGLEATの伊藤貴則であり、その試合はGLEAT旗揚げ戦のメインイベントでした。

2人の激闘の様子を表紙に起用し、GLEAT旗揚げにフォーカスしたキャッチコピーを想像していた方の方が多かったのかもしれません。

もしくは、メインイベント終了後に所属メンバーが集まった絵を想像していたことでしょう。

GLEAT関係者にとっては、悔しい船出であり週プロの手荒い歓迎とも受け取ったのかもしれません。

 

週刊プロレスの2つの使命

 

結果、今週号の週刊プロレスの表紙に対し、SNSでは怒りや批判的な意見が出ているそうです。

今に始まったことではありませんが、1週間いくつも大会が行われた中で表紙に起用できる写真は1枚であり、より話題性のある場面を切り取ることと、売上げに直結する写真を選ぶことは必然です。

一生に一度の旗揚げ戦が表紙じゃなかったことに不満を感じるのも当然だと思いますが、週刊プロレスにも紙媒体を『存続』させるという使命があります。

『プロレス界を盛り上げる』使命があることは勿論として、たった1冊になってしまったプロレス専門週刊誌が生き残ることは、週刊プロレスにとって重要なミッションでしょう。

今週号の週プロの選択は、SHOのアップの写真だったということなんだと思います。

 

コンビニや駅売店にプロレスラーの表紙の雑誌が置いてあるのと置いてないのでは、雲泥の差です。

今の時代、プロレスはまだまだニッチなコンテンツですが、“プロレス”や“プロレスラー”というフレーズを知らない人の方が少ないでしょう。

 

知っている人は知っている

 

新日本プロレスのSHO参戦後にチケットが完売したGLEAT旗揚げ戦ですが、SHO参戦発表前からチケットは完売目前でした

昨年8月にリデットエンターテイメントから発表された新団体GLEATの発表。

 

プレ旗揚げ興行を実施し、実験マッチ配信を繰り返し、有名レスラーの所属発表、他団体への参戦等、1年間コンスタントに話題を提供し続けてきました。

当日はYouTubeでライブ配信を実施し、実況席も豪華布陣。

2021年7月1日の旗揚げに標準を合わせ、多くの準備に時間を費やしたからこそチケットが完売になり、週刊プロレスの表紙に賛否両論意見が出たんだと思います。

新日本の今後を担う人気レスラーを起用できたことも、簡単に達成できるミッションではないでしょう。

順風満帆だったからこそ、これからさらにギアを上げる為にも、“挫折”は必要だったのかもしれません。

 

1つ言えることは、GLEAT旗揚げ興行は大成功だったと思います

ただ、満足しないマインド、これからの成功こそが大事という気付きは重要です。

そして、リンダマンが発した言葉が全てなのでしょう。

『物語の1ページ目から大成功していたら面白くないでしょう』

 

週刊プロレスのロゴカラーの意味とは…

 

いつかGLEATが誰もが知るプロレス団体に成長したとき、旗揚げ興行で週プロの表紙を飾らなかった事実は“強み”になると思います。

そう言えば、週刊プロレスの表紙で一つ気になることがありました。

赤、黄色、白、水色、青が起用されることが多い『週刊プロレスのロゴカラー』ですが、SHOが表紙のロゴカラーはでした

過去発売された週プロも幾つか見てみましたが、このカラーの起用は初めてなのではないでしょうか?

 

昨年、新日本プロレスのEVILが二冠を達成し表紙を飾った時も紫でしたが、その時は赤みの強い紫でした。(プラムの様な色)

今週号のロゴカラーは青みのある紫です。

もしかしたら、今週号のロゴカラーはGLEATを示す専用カラーに設定したのかもしれません

あくまで憶測の域を出ませんが、プロレスリング・ノアは緑色のロゴが起用されることが多いということもあり、GLEATを紫という専用カラーに設定した可能性はあるでしょう。

いつかGLEATの大会の写真が表紙に起用される時、ロゴカラーにも注目したいと思います。