今夜会見!新日本と全日本の協業はあるのか

宮原健斗、棚橋弘至【撮影:koba】
“独り言考察”




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来年50周年イヤーを迎える新日本プロレスと全日本プロレスの提携はあるのか?

 

今夜、後楽園ホール大会で行われる「新日本プロレス“50周年施策”発表会見」。

17時30分から行われる会見は、今夜行われる大会と共にNJPW WORLDで無料配信されます。

11月15日(月)『BEST OF THE SUPER Jr.28』後楽園ホール大会にて。
開場時間の17時50分~より「新日本プロレス“50周年施策”発表会見」を開催!来年50周年の記念イヤーを迎える新日本プロレスがどんなプランを発表するのか?

引用:新日本プロレス

 

海外戦略と国内戦略

 

来年、旗揚げ50周年を迎える新日本プロレスは、コロナ禍前の活気を取り戻すべく、攻めの姿勢を取り戻すための施策を発表すると思われます。

海外では毎週末のNJPW STRONGが有観客となり、インパクト・レスリングやAEWとの交流が着々と進行中です。

来年はROHに変わる合同興行開催の可能性もあるでしょう。

NJPW WORLD以外の配信も増え、海外戦略は確実に成長していると言えます。

 

 

一方で国内戦略はどうなっているのか?

東京オリンピックも無事閉幕し、来年からは国のスケジュールに縛られなくなります。

G1クライマックスもベスト・オブ・ザ・スーパージュニアも、2年続けて時期をずらして開催しました。

来年のスケジュールに関しては、週刊プロレスの巻末言で菅林会長が元に戻したいと明言しています。

 

 

ただし、時期を戻したからといって観客動員も元に戻るわけではありません。

後楽園ホールで言えば今の上限が約700人ですが、コロナ禍前の上限は約1700人と2・5倍の動員が可能でした。

最低限会場の入場制限がなくなり(キャパが100%に戻る)、マスクありでの歓声Oが可能になる必要があります。

また選手とのサイン会や、ファンクラブ特典の写真撮影の復活も必要でしょう。

それでも100%の動員に戻すことは難しいというのが個人的な見解です。

 

しかし、海外での興行も同時並行で行うのであれば、外国人レスラーの一部はあまり来日しないことも予想できます。

フルメンバーが揃えられない状況で、新日本プロレスはどんな一手を投じるのか?

 

国内他団体との協業の可能性

 

コロナ禍の影響で団体運営に苦しんでいるのは新日本だけではないでしょう。

興行収入は減りましたが、それ以外の部分で補ているとは思えません。

新日本プロレスの動画配信の契約者は10万人台と言われていますが、国内2位の会員数と公言したサイバーファイトグループのレッスルユニバースでさえ会員数は1万人でした。

サイトをリニューアルし、年内無料の施策を進めるレッスルユニバースが、どこまで会員数わ増やせるのかは期待したいところです。

 

観客動員数や動画配信の登録者数を増やすことが、国内戦略のカギになりますが、現状一番ハードルが高いのがこの2つ。

海外戦略も同時並行で行う新日本にとって、戦略ダウンとも言える状況で闘い続けるのは難しいでしょう。

しからば、新日本同様に来年旗揚げ50周年を迎える全日本プロレスとの協業の可能性はないのでしょうか

以前、清野茂樹さんのラジオ「真夜中のハーリー&レイス」に出演した新日本の大張社長は、50周年イヤーのキーワードに『温故知新』という言葉を挙げました

 

このキーワードを聞いて最初に思い浮かんだのが全日本プロレスです。

令和より二世代前の昭和の時代のプロレスと言えば、新日本と全日本の両団体でした。

闘魂三銃士(新日本)と四天王プロレス(全日本)はどちらが強いのか?

当時のファンにとって永遠のテーマだったことでしょう。

再び闘魂三銃士と四天王プロレスが復活するかどうかは分かりませんが、両団体にとって協業することはメリットが多いと思います。

 

本日の会見はオンラインではなく、わざわざ後楽園ホールで行います。

何のために後楽園ホールで行うのか?

もしかしたら新日本の菅林会長の他に、“客人”がいるかもしれません。

 

通常スケジュールに戻す2022年は、プラスアルファで創立50周年に相応しいイベントを差し込むと言われています。

本日の会見で何が発表になるのか…

会見は17時50分からNJPW WORLDで放送されます。