EVILの“あの発言”はタマ・トンガ批判だったのか

EVIL、タマ・トンガ【撮影:koba】
“独り言考察”




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金新春シリーズ」で多くのタイトルマッチが組まれたEVILは、今シリーズの主役の1人と言えるでしょう。

2・13大阪大会では石井智宏とのNEVER無差別級選手権が組まれ、2・19北海道大会ではIWGPタッグ選手権、2・20北海道大会ではNEVER無差別級6人タッグ選手権が組まれています。

一昨年はロスインゴを裏切りバレットクラブ入りを果たし、昨年はユニット内ユニットとなるハウス・オブ・トーチャーを立ち上げました。

今年も新日本随一のヒールユニットとして、ダークネスに染め上げることでしょう。

 

そんなEVILですがタイトルマッチで闘うCHAOSを『 “神”名乗って、頭がマトモだったヤツは一人もいねえ』と批判しました。

『EVILは自分たちのことはとことん棚に上げ、アリーナ外から入ってきた石井の〝乱入〟を糾弾する。「あんな汚いやり方で優勝したヤツらが今、ベルトを持ってるなんておかしいだろ? 本来だったら優勝もベルトも俺たちのものだったはずだ。今回はあんなマネができねえように、大阪で石井を完膚なきまでに潰してやるよ」

 また、今シリーズからチーム名を「毘沙門」と命名し「戦いの神が俺たちにはついている」と言い放つ後藤組に対しては「よく覚えとけ。このリングで〝神〟を名乗って、頭がマトモだったヤツは一人もいねえんだ」と切り捨てた』

引用:東スポWEB

 

毘沙門とは仏教における武神のことであり、タッグ名を「毘沙門」にした後藤等に対して“神”を名乗ることに対する批判です。

新日本で“神”を名乗る男と言えば、現在欠場中の飯伏幸太を思い浮かべるファンも多いでしょう。

EVILはCHAOS批判と同時に、初代IWGP世界ヘビー級王者である飯伏への挑発なのかもしれません。

 

バレットクラブに存在する“神”

 

IWGPタッグ選手権で闘う後藤組を『 “神”名乗って、頭がマトモだったヤツは一人もいねえ』と批判したEVILですが、バレットクラブにも神を名乗っていると言っても過言ではないタッグチームがいます

それはタマ・トンガとタンガ・ロアのことです

ゲリラズ・オブ・デスティニーを名乗るタッグ名は、頭文字を取って「G.o.D」と名乗っています。

「G.o.D」をそのまま読むと「GOD」になり、日本語にすると“神”です。

もしかしたら、EVILは同じバレットクラブのメンバーでもあるG.o.Dをも批判したのかもしれません。

 

昨年にG1クライマックスに出場したタマ・トンガは、日本にいないジェイ ・ホワイトを批判するコメントを残しています。

 

この発言はファンの間でも話題になり、ジェイはバレットクラブから追放されるのではという憶測も広がりました。

しかし、先日のインパクト・レスリングで再会した両名は、改めてチームの結束を証明しています。

 

もしかしたら、EVILにとってタマの言動は『マトモじゃない』行為と受け取った可能性も考えられます。

日本で批判していたにも関わらず、海外で共闘しているのですから、『マトモじゃない』と批判しても不思議ではないでしょう。

G.o.Dは『“神”を名乗る』に当てはまりますから…

 

過去、ジェイとEVILは互いに批判し絶賛を繰り広げていました。

 

自分を批判していたジェイと、海外でタッグを組んだタマを批判しても不思議ではないでしょう。

そもそもバレットクラブというユニットにいながら、なぜハウス・オブ・トーチャーを立ち上げたのかは疑問が残ったままです。

もしかしたら将来的にジェイやタマを裏切りバレットクラブから独立するために、ユニット内ユニットを結成した可能性も考えられます。

果たして、EVILの批判はCHAOS以外に誰に向けられたものだったのか…