新王座決定戦からコンテンダー決定トーナメントになりそうな予感

内藤哲也、SANADA、鷹木信悟【撮影:koba】
“独り言考察”




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行再開の愛知大会からIWGP世界ヘビー級王座再挑戦をアピールしていた鷹木信悟が、5・24後楽園ホール大会でも改めて王座挑戦を高らかに宣言しました。

 

メインイベントでは、鷹木がNEVER6人タッグ王者のYOSHI-HASHIから3カウントを奪取。

王者だったウィル・オスプレイは負傷により欠場してしまったものの、そのオスプレイと闘った鷹木はいつも通りのコンディションの良さを披露しました。

試合後のマイクパフォーマンスでは、もう一度IWGP世界ヘビー級選手権に挑戦することを要求し、これに対し会社のリアクションがなれけば『どうかしてるぞ!』と煽っています。

 

コロナウイルス陽性判定だったオカダカズチカの復帰は未定

 

昨日の記事で概報通り、オカダカズチカがコロナ陽性判定を受けたことを告白し、想像もしていなかったタイチまでコロナに感染していたことを後楽園ホール大会のLIVE配信で激白しました。

東京ドーム大会でオスプレイの持つIWGP世界ヘビー級王座へ挑戦が決まっていたオカダですが、大事をとってしばらく休むことになるのでしょう。

ナンバーワンコンテンダーと言えるオカダの復帰が未定となると、6月6日に行われるドミニオンでは、どんな一戦が行われるのか…

 

新王座決定戦ではなくコンテンダー決定トーナメント開催か?

 

先日の記事で、新王座決定戦が行われるならこの選手になるのではないかという予想をしました。

 

しかし、オカダの復帰が未定で他の選手も試合に出場できるかどうか分からない状況で、元IWGP王者同士の新王座決定戦の開催は現実的ではないでしょう。

となればナンバーワンコンテンダーマッチならぬ、“ナンバーツー” コンテンダー決定トーナメント開催の可能性もあるのではないでしょうか

ナンバーワンコンテンダーのオカダカズチカと、IWGP世界ヘビー級選手権を闘う為の挑戦者を決めるトーナメントです。

 

偶然にも昨日のバックステージで、ザック・セイバーJr.がIWGP世界ヘビーへの挑戦とトーナメント開催を新日本に要求しました。

5・24後楽園ホール大会 バックステージコメント

 

今まで以上に感染拡大予防対策を徹底したい新日本において、一番リスクが少ない試合はシングルマッチです

もし、ナンバーツーコンテンダー決定トーナメントが開催されれば、意味のあるシングルマッチを多く組むことができるでしょう。

偶然にも6・6ドミニオンの前には、「Road to DOMINION」が3大会存在します。

2つの後楽園ホール大会と大田区総合体育館大会。

 

3大会あれば合計16人のトーナメントを組むことができます。

参加選手を絞るなら8人トーナメントにしたり、シード選手を作り出場選手を減らすこともできます。

今日、明日行われる後楽園ホール大会の結果やバックステージコメントを踏まえて人選すれば、6月1日から始まる「Road to DOMINION」でナンバーツーコンテンダー決定トーナメントを開催することも可能でしょう。

 

ピンチはチャンス!

 

9人のコロナ陽性者と濃厚接触者を出してしまった新日本プロレスですが、今試合に出場している選手だけで次のシリーズ「Road to DOMINION」を闘う可能性もあるでしょう。

緊急事態宣言の再延長も議論され客足は遠のくばかりです。

そんな中、プロレスで元気を与えるには話題になるようなビッグニュースも必要でしょう。

NEW JAPAN CUPを彷彿とさせるトーナメントが開催できれば、新日本は再び “活気” を取り戻せると思います。

 

本日、明日の後楽園ホール大会で、どの選手がどんな形で主張をするのか。

ピンチをチャンスに変えるのは、今試合ができる選手達しかいません。

今夜の闘いも注目したいと思います。