5・3「レスリングどんたく」福岡大会でNEVER無差別級王座の防衛戦を行う本隊のタマ・トンガ。
相手は4・8両国国技館大会で試合後に急襲したバレットクラブのデビッド・フィンレーです。
数年前は逆の立場だった2人がバレットクラブ生誕の地でタイトルマッチを行うことは、何かしら運命めいたものがあるのかもしれません。
フィンレー「そしてタマ・トンガ、帰ったらこの試合を注意深く見返してほしい。お前の運命も同じ道を辿ることになるからな。(中略)なぜならそのNEVER無差別級王座に、このTHE REBELが挑戦するからだ。これは俺のBULLET CLUBだ。THE REBELの時代が始まった」
全文は
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実は数日前、デビット・フィンレーはSNSに動画メッセージを投稿し、タマ・トンガをバレットクラブに勧誘していました。
『タマ、もうすぐお前に会えるな。 俺はお前にこう言うよ。 もう何週間も話しているのに、お前は準備はできていると言い続けていると。 しかし、今週末のCapital Collisionでは、その話をやめて俺に示す必要がある。 見過ごされ、過小評価されることにうんざりしていることを示す必要があるのだ。 俺のようにね。 今までずっと、アイツらはお前のことを何も見ていなかった。 でも、俺は違う。 やるべきことをやったら、俺のバレットクラブに迎え入れてやろう』 |
その後、LA道場育ちのクラーク・コナーズを勧誘したバレットクラブ入させたフィンレー。
野蛮人しかいらないと語ったフィンレーは、自分も含め『過小評価』されてきた人材をスカウトしているようにも感じます。
過小評価という意味ではタマ・トンガのレスラー人生も紆余曲折あり、今巻いているNEVERのベルトが新日本におけるシングル初戴冠です。
本隊でグッド・ガイな立ち振る舞いをするタマ・トンガに対し、フィンレーは獰猛な本能を見抜いているのでしょう。
4・23大阪大会のバックステージで、今の立ち振る舞いは本来の姿ではないと豪語し、再びバレットクラブ勧誘を仄めかしました。
フィンレー「お前を忠実なソルジャーだと考えるヤツもいるがな、タマ。俺は違う。(中略)お前は臆病者だ。なぜなら王冠を獲るチャンスがあった時に獲る勇気がなかったからだ!お前は俺になれていたかもしれない」
4.23大阪大会のコメントは
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フィンレー 『タマ・トンガについて少し話そうか。 もちろんこの歴史を知っている者は多いだろう。 お前らのほとんどは周知のことだろうが、 知らないヤツのために簡単に説明してやろう。 タマ・トンガはBULLET CLUBの創設メンバーだ。実際のところ、3、4人のパワー交代にも持ちこたえてきた。 プリンス・デヴィット、 AJスタイルズ、ケニー・オメガ、それから何て言ったっけな・・・ ジェイ・ホワイトだ。 お前を忠実なソルジャーだと考えるヤツもいるがな、 タマ。だが俺は違う。 見せかけの姿の奥が見えるぞ。 お前が何であるかかが見える。 お前は臆病者だ。 なぜなら王冠を獲るチャンスがあった時に獲る勇気がなかったからだ!ヘイ、お前は俺だったかもしれない、 タマ。 お前は俺になれていたかもしれない。 だが、お前は十分ではない。 お前はおばあさんに手を振ったり、赤ん坊にキスをしたり、 皆のベストフレンドになろうとしている。 キラーとワルのために創られたベルトを巻いて歩き回っている間にだ。 それが本当のお前なのか?俺はそうは思わないぞ』 引用:新日本プロレス |
フィンレーにとって獰猛な本性を持ち、過小評価され、バレットクラブ創設メンバーのタマは必要不可欠な人材なのかもしれません。
アメリカ大会でクラークを勧誘したとは言え、ジェイ・ホワイト、ジュース・ロビンソン、エル・ファンタズモが抜けたバレットクラブは弱体化しているようにも見えるでしょう。
もし、「レスリングどんたく」福岡大会でフィンレーがNEVER新チャンピオンにようなことがあれば、リング上でタマ・トンガを勧誘するかもしれません。