一昨日、エディオンアリーナ大阪第二会場で行われた、全日本プロレス「2020 EXCITE SERIES」。
セミファイナルでは世界ジュニアヘビー級選手権試合が、メインではチャンピオンカーニバルの前哨戦と三冠ヘビー級選手権の前哨戦となるスペシャル6人タッグマッチが行われました。
セミでは現王者であるドラゴンゲートの横須賀ススムが、全日本プロレスの岡田佑介相手に初防衛を成功させます。
試合後、勢力拡大中のパープルヘイズのイザナギが強襲。
早くも次の挑戦者が決まりそうです。
世界ジュニア防衛!!
取り急ぎ、ご報告まで。
試合後、紫の影が見えました…。#ajpw pic.twitter.com/AKQSV70jgB
— 横須賀ススム@SusumuYokosuka (@ssm_yokosuka046) February 23, 2020
メインのW前哨戦は、まさかの展開となりました。
宮原健斗 | vs | 青柳優馬 |
石川修司 | 入江茂弘 | |
崔領二 | 諏訪魔 |
3・23後楽園ホール大会で三冠ヘビー級選手権を闘う宮原健斗と諏訪魔。
三冠ヘビー級の連続防衛記録更新がかかる試合は、“全日本の顔”がどちらなのかを証明する戦いでもあります。
負けられない前哨戦で、挑戦者である諏訪魔が宮原にまさかのピンフォール負け。
試合後、宮原は諏訪魔にある提案をしました。
『お前にひとつ言いたいことがある。俺は三冠挑戦を受けた。俺は全日本の歴史を動かす男だ。歴史を動かすにふさわしく、お前と石川修司が持っている世界タッグのベルトに挑戦させてもらおうか』
引用:全日本プロレスTV
世界タッグのベルトは、元はPWF世界タッグ王座とインターナショナル・タッグ王座の統一ベルト。
三冠王者の宮原が世界タッグのベルトを戴冠すれば、五冠王者に輝くことになります。
この宮原の要求を諏訪魔も受諾。
3月中の世界タッグ戦開催を訴え、三冠ヘビー級選手権で連続防衛記録更新と五冠王者達成という大記録を狙います。
ここで気になるのが、宮原のパートナーです。
頭の中にはあるが、今は誰がパートナーなのかは明言しませんでした。
NEXTREAM(ネクストリーム)の宮原ですが、青柳優馬も抜け現在のユニットメンバーは宮原だけです。
人望がないという宮原ですが、全日本の中にパートナーがいるとは思えません。
#ajpw #山口 #岩国 ありがとう!!
控室では…
あるのは週プロだけだった… pic.twitter.com/f99pP8UXIi— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) February 20, 2020
パートナーが全日本の選手ではいだろう理由がもうひとつあります。
年間を通して三冠ヘビー級のベルトを守り大車輪の活躍をした宮原ですが、「プロレス大賞」MVPには届きませんでした。
「プロレス大賞」MVPを受賞するために闘っているわけではありませんが、プロレス界に響く話題性の提供は意識しているでしょう。
つまり、世界タッグ戦のパートナーは他団体の選手ではないかという予想です。
プロレス界に響くタッグパートナーを何人か予想してみました。
候補① 新日本プロレスの棚橋弘至
昨年行われた「ジャイアント馬場没20年追善興行」のメインイベントで共演した2人。
棚橋をリスペクトしその背中を追う宮原は、常に新日本のエースを意識しているでしょう。
可能性は最も低いかも知れませんが、もし棚橋が宮原と組んで世界タッグに挑めばビッグニュースになること間違いありません。
そんな棚橋も現在IWGPタッグのベルトを持っています。
諏訪魔と石川がIWGPタッグのベルトを狙ったら、更に面白い展開になるでしょう。
候補② プロレスリング・ノアの清宮海斗
今年2月に行われたイベント「節分追儺式(せつぶんついなしき)」で、オールスター戦に向け意気投合した2人。
4月から行われるチャンピオンカーニバルには杉浦貴も出場し、NOAHとの関係は決して悪くはありません。
2年後に団体50周年を向かえる全日本プロレスは、NOAHとWRESTLE-1合同によるビッグマッチ開催を目指しています。
オールスター戦や対抗戦開催に積極的な清宮に声を掛ければ、開国宣言しているNOAHも“ノー”とは言わないのではないでしょうか。
候補③ ドラゴンゲートのYAMATO
昨年12月に全日本プロレスのリングに上がった、ドラゴンゲートのYAMATO。
その時はタッグマッチでジェイク・リーと闘いましたが、全日本に対しリスペクトの言葉を口にしました。
現在世界ジュニアのベルトを巻く横須賀ススムと一緒に写真を撮った宮原。
おはようございます!!
改めまして、昨日はありがとうございました🙏
昨日の全試合終了後、4月11日に行われる全日本プロレス岡山大会でタッグを組むことになった宮原選手と一枚撮らせていただきました。
にしても、小さいなぁ、、私🤦🏻♂️#ajpw #三冠ヘビー #世界ジュニア pic.twitter.com/kOjmOAwvyZ
— 横須賀ススム@SusumuYokosuka (@ssm_yokosuka046) February 24, 2020
全日本をリスペクトしてくれたYAMATOとタッグを組むことを願い、ドラゴンゲート側に打診している可能性もなくはないでしょう。
仮に宮原とタッグを組んで世界タッグのベルトを手にした場合、初防衛戦の相手にジェイク・リーを指名することも考えられます。
いずれにしてもYAMATOの全日本参戦が、昨年の1回だけでは勿体ないでしょう。
最後に。
補足になりますが、3・8横浜文化体育館で行われるNOAHのビッグマッチに全日本の諏訪魔と石川修司が参戦します。
対戦相手にはレッスルワンのベルトを持つ中嶋勝彦の名が…
佐々木健介の弟子である2人タッグを組むようなことがあれば、それこそビッグニュースでしょう。